夕刊フジ記事 安倍元首相の「暗殺成功して良かった」で大炎上、作家で法大教授の島田雅彦氏 (2023.04.19)

2023.04.20 更新2023.04.25

 島田雅彦・白井聡による新番組 エアレボリューション というYouTubeチャンネルで、
4月14日に放送した

青木理氏出演!『暴走する権力(政治・警察・検察)、堕落するメディア、隷属する国民を斬る!』
(2023年4月14日放送・前半無料パート)ゲスト:青木理、出演:島田雅彦

https://www.youtube.com/watch?v=x5go1Oh4YW8


という動画の中で、こともあろうに、島田さんが、安倍晋三元首相暗殺事件を念頭に、「暗殺が成功して良かった」などと発言しました。

 リベラル同志の間の雑談形式なので、普段のつもりでしゃべってしまったのでしょうが、生放送の無料部分の公開配信であることを忘れてしまったようです。そして、動画は、生放送後も公開してきたので、削除することができません。

更新:4月25日に確認したところ、上記記事のリンク先は、非公開設定に変更されていました。
   私は、動画のダウンロード済でした。

  おおもとのニコニコビデオのサイトの動画は、視聴可能のようです。
  https://live.nicovideo.jp/watch/lv340920772

 この発言に対して、夕刊フジが、取材を申し入れ、島田さんから、「長文の回答」をもらったということで、夕刊フジの記事となり、また、夕刊フジのwebサイトである zakzak にも、記事が掲載されました。

2013-4-19 14:55
安倍元首相の「暗殺成功して良かった」で大炎上、作家で法大教授の島田雅彦氏 発言翌日に岸田首相襲撃 夕刊フジに寄せた全文を掲載
https://www.zakzak.co.jp/article/20230419-3RI72OGJAFM55LU6FIQFYBVAOA/

 作家で、法政大学国際文化学部教授の島田雅彦氏(62)の発言が大炎上している。14日に生配信した自身のインターネット番組「エアレボリューション」で、昨年7月の安倍晋三元首相暗殺事件を念頭に、「暗殺が成功して良かった」などと発言したのだ。テロや殺人を容認したと受け取れるうえ、新たなテロを誘発しかねないだけに、ネット上だけでなく言論界からも「とんでもない発言」「リベラリズムからもかけ離れている」などと激しい批判が相次いでいる。発言翌日には、岸田文雄首相の選挙応援演説会場に爆発物が投げ込まれる事件も発生した。夕刊フジの取材に対し、島田氏は「公的な発言として軽率であった」などと長文の回答を寄せた。
 大炎上している発言は、島田氏が、政治学者で京都精華大学准教授の白井聡氏とレギュラー出演するネット番組「エアレボリューション」で飛び出した。ゲストは、ジャーナリストの青木理氏だった。・・・


 記事の中で、島田さんの発言は、以下のように、文字おこしされています。

「こんなことを言うと、また顰蹙(ひんしゅく)を買うかもしれないけど、いままで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民として言えばね、せめて『暗殺が成功して良かったな』と。まあそれしか言えない」

 当然のことながら、この発言は、顰蹙を買い、いろんなところから、反論の声があがりました。

島田氏による発言に対し、ネット上では「暗殺を是とする発想は非常に危険」「暗殺を良かったと思うのがリベラル市民なのか」「残されたご遺族の気持ちを思うと…」「思想関係なく暴力に訴えた時点で終わり」「法政大学は(中略)彼を通じて学生に何を教えるつもりだろう」「さすがにアウト」などの批判が噴出した。

 夕刊フジは17日夕、法政大学を通じて、島田氏に対し、「暗殺が成功して良かった」という発言の真意や、暴力による言論封殺への考えなどについて、以下の4つの質問を送ったそうです。

 屬△琉纏Δ成功して良かった」という発言の意味・真意は
∨塾呂埜析世封じられることを、時と場合によっては良いと考えるのか
K\大学教授として「テロ行為の容認」という教育をしているのか
な送翌日、岸田首相に爆発物が投げつけられる事件が発生した。感想を


 これに対して翌18日午後3時に島田雅彦さんから回答がありました。
全文、記事及びウェブに公開されましたので、以下に、再録します。

テロの成功に肯定的な評価を与えたことは公的な発言として軽率であったことを認めます。
殺人を容認する意図は全くありませんが、そのように誤解される恐れは充分にあったので、批判は謙虚に受け止め、今後は慎重に発言するよう努めます。

ただ、安倍元首相襲撃事件には悪政へ抵抗、復讐(ふくしゅう)という背景も感じられ、心情的に共感を覚える点があったのは事実です。
山上容疑者が抱えていた
旧統一教会に対する怨恨(えんこん)には同情の余地もあり、そのことを隠すつもりはありません。

さらに政権と旧統一教会の癒着を暴露する結果になったのも事実です。
今回の「エアレボリューション」での発言はそうしたことを踏まえ、かつ
山上容疑者への同情からつい口に出てしまったことは申し添えておきます。

また大学の講義で殺人やテロリズムを容認するような発言をしたことはありません。テロ容認。言論に対する暴力的封殺に抵抗を覚えるのは一言論人として当然であるし、また暴力に対する暴力的報復も否定する立場から、先制攻撃や敵基地攻撃など専守防衛を逸脱する戦争行為にも反対します。

戦争はしばしば、言論の弾圧という事態を伴ってきたという歴史を振り返り、テロリズムと同様に戦争にも反対の立場であることを明言しておきます。

一方で、安倍元首相暗殺事件や岸田首相襲撃事件を言論に対する暴力と捉える場合、これまで政権が行ってきた言論、報道への介入、文書改竄(かいざん)、説明責任の放棄といった負の側面が目立たなくなるということもありました。

また民主主義への暴力的挑戦と捉えると、国会軽視や安保三法案の閣議決定など民主主義の原則を踏み躙るような行為を公然と行ってきた政権があたかも民主主義の守護者であったかのような錯覚を与えるという面もあります。

テロは政権に反省を促すよりは、政府の治安維持機能を強化し、時に真実を隠蔽することに繋がることもあるがゆえ、肯定的評価を与えることはできません。そのことはテロリズムを描いた拙著『パンとサーカス』でも明らかにしています。

放送の翌日に岸田首相に爆発物が投げつけられる事件が起きましたが、歴史を振り返ると、テロリズムが世直しのきっかけになったケースはほとんどないし、連鎖反応や模倣犯を呼び込む可能性もあると改めて思いました

 長文の回答ではありますが、いままで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民として言えばね、せめて『暗殺が成功して良かったな』と という発言の弁護になるものではないと思います。

 山上容疑者は、統一教会への怨恨から犯行を犯したのですが、それを、安倍政権の悪政への抵抗、復讐ととらえ、

いままで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民にとって、『暗殺が成功して良かったな』と思ったことには、

何ら否定していません。

 暴力に対する暴力的報復も否定する立場から、先制攻撃や敵基地攻撃など専守防衛を逸脱する戦争行為にも反対すると、改めて主張していますが、

相手が戦争をしかけてくるという現実がない場合は、すこしは、聞く耳をもってもいいのですが、

相手が侵略してくる危機が、現実的になってしまった現代においては、反対と言わざるをえません。

 ウクライナは、ソ連が侵攻してきたため、しかたなく専守防衛で戦っていますが、甚大な被害を被っています。

やはり、ソ連が侵攻してこないような外交的努力をすべきだったのですが、不十分でした。

 ソ連が侵攻してこないために、先制攻撃能力や、敵基地攻撃能力の保持が、どう役立つかについては、

ちゃんと国内で議論することが必要です。

 戦争反対というリベラルの主張は、かつては、それなりの意味があったのですが、

ソ連のウクライナ侵攻、中国の香港弾圧、台湾侵攻危機の時代にも主張を変えないとすると、

ソ連や、中国の意図を、代弁しているのではないかとさえ思ってしまいます。

 さて、冒頭に記した4月14日の放送ですが、タイトルは、
『暴走する権力(政治・警察・検察)、堕落するメディア、隷属する国民を斬る!』
で、隷属する国民を斬る という 恐ろしい言葉を使っています。

 前半の討論のなかで、統一選挙2023 の評価が話題となるのですが、
自民党が、そんなに減らなかった ことに関して、白井さんが、発言します。

まあこの選挙の結果について言うとですね、まあ、はっきり言ってしまえばですよ、
今の日本の社会の状態、平均的な状態、平均的な人の状態というところから見ると
選挙なんかやってもまあ無意味ですね、全く無意味だと思います
だって何も考えてないんだもん
(中略)

なぜ選挙権っていうのをみんなに与えてるのかよくわかんないですよね。

 大衆による選挙を評価しない人達というのは、民主主義をどう考えているんでしょうね!

1970年代に盛んだった学生運動は、暴力の度が進むにつれ、大衆の支持を失ってゆき、

ついには、過激派内のリンチ合戦という悲惨な事態に陥り、ほぼ消滅しました。

 左派は、政権反対だけを唱えていては、結局、自滅します。

どうしたら大衆の支持を得られるのでしょうか?

 

 現在の左派をみると、昔、巨人が強かったときの、阪神ファンのことを思い出します。

しかし、阪神ファンは、巨人は嫌いでも、野球を愛していました。

ですから、巨人を壊してしまおうとは、思いませんでした。

解決策は、阪神が強くなることだけです。

 現在の左派は、自民党が大嫌いですが、日本の事も大嫌いのようで、

自民党も、日本も、壊してしまおうと思っているかのようで、

そこが大きな違いだと感じます。

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