杉田水脈 慰安婦像を世界中に建てる日本人たち (2017) 

2023.07.22

 杉田水脈(すぎた みお、1967年4月22日生) さんは、2012年12月に、日本維新の会公認で、衆議院選挙に立候補し、小選挙区では敗れましたが、比例復活で当選しました。

 しかし、2014年12月の衆議院選挙では、日本維新の会が分党したため、次世代の党として出馬しますが、落選しました。

 本書は、落選中に書かれたものです。

 2017年10月の衆議院選挙で、自民党の比例中国ブロックから立候補し、当選します。 また、2021年10月の衆議院選挙でも、比例中国ブロックから立候補して、当選しました。

 さて、杉田さんは、落選中も、政治家活動を止めませんでした。

 左派の活動家が、大勢活躍するなか、彼女は、数少ない保守の活動家として、厳しい道を突き進んでいるのです。

 本書は、目次が詳しいので、目次を見るだけでも、彼女の活動がよくわかりますので、目次を、末尾に示します。

 

 第1章 本当の敵は日本人 の最初の 「赤い絵」を掲げる人々冒頭に、杉田さんが、2016年に米国で出席した講演会「このままでいいのか、日本!」の内容が、紹介されています。

この講演会は、ニューヨーク近郊に住む日本人女性が立ち上げた民間団体「ひまわりJAPAN」で、団体のホームページは、https://www.himawarijapan.org/ にあります。

講演会は、2016年と2017年の2回開催されましたが、講演動画がすべて、YouTubeで公開されていて、

上記ホームページの 過去の講演会内容 の頁で見ることができます。

 最初の講演は、

2016.8.23
盒胸墨先生【ユネスコ記憶遺産「慰安婦」共同登録申請の問題点と課題】
https://www.youtube.com/watch?v=LoOJ8u0tv0M

です。この講演に関して、杉田さんは、こう語ります。

 講演の中で最も衝撃的だったのは、高橋氏の「ユネスコ記憶遺産『慰安婦』共同登録申請の問題点と課題」というお話でした。

 ジャーナリストの櫻井よし子氏が、『週刊新潮』2016年7月21日号に寄稿されたコラムによれば、「中国と共に申請したのは、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダ、東ティモールと日本の8ヵ国・地域の民間団体。最終段階でイギリスの博物館も参加して9か国となった。なぜ、イギリスも参加したのか、その経緯は不明」だそうです。

 記憶遺産をめぐるこれまでの流れから、登録に向けた活動の主導権を握っているのは中国だと考えられていたのですが、講演会で高橋氏は以下の「新事実」を明かしました。

「主導権を握っているのは中国ではありません。もともと、この申請を陰で主導していた韓国政府も、2015年末の日韓合意後は手を引いています。では、いったいどこが主導しているのか、それは日本なのです

 この活動を主導しているのは、日本のNPO法人「女たちの戦争と平和人権基金」です。同団体は、元朝日新聞記者、故松井やより氏の遺志を受け継ぐ形で、2002年12月に設立されました。

 松井氏は、文筆家の吉田清治氏が『私の戦争犯罪・・朝鮮人強制連行』(1983年・三一書房)を発表すると、すぐに飛びついた人物です。翌1984年11月2日付の朝日新聞では、「八万人とも十万人ともいわれる従軍慰安婦の多くは、生きて帰れなかった」と書くなど、慰安婦問題を積極的に取り上げました。

 1994年に朝日新聞を退職した後も活動を続け、2000年には、旧日本軍の慰安婦制度の責任追及を目的に東京で行われた、法廷を模した抗議活動「女性国際戦犯法廷」において、国際実行委員会共同代表を務めました。

 正式名称を「日本軍性奴隷制を裁く2000年女性国際戦犯法廷」というこの活動では、慰安婦制度を「日本の戦争戦略の一環で、政府の政策で導入した」「女性たちは自由を奪われ、意思に反した行動を強いられた」と指摘した上で、「強制労働条約や国際法上の義務に違反した日本国家は有罪」と判決を下し、昭和天皇に対しても「軍の犯罪行為を知っていたか知るべき立場にあり、性暴力をやめさせる手段を講じるべきだったのに怠った」と批判したのです。
(中略)
 松井氏は2002年に亡くなって以降、慰安婦問題の象徴的人物として左派から祭り上げられています。彼女の遺志を受け継いだ「女たちの戦争と平和基金」は、2003年6月にNPO法人の認証を取得し、2005年には東京都 西早稲田に戦時性暴力や慰安婦問題を伝える資料館「アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam / Woman's Active Museum on War and Peace)をオープンさせました。

 wamのホームページを見ると、以下の「5つの理念」が書かれており、その特徴がよく分かります。

1.ジェンダー正義の視点にたち、戦時性暴力に焦点をあてる。
2.被害だけでなく加害責任を明確にする。
3.過去・現在の資料の保存・公開だけでなく、未来へ向けての活動の拠点にする。
4.国家権力とは無縁の民衆運動として建設・運営する。
5.海外へも情報を発信し、国境を越えた連帯活動を推進する。

注 今、wamのHPをみると、この理念は掲げていませんでした。しかし、検索して、
プロジェクト紹介 女たちの戦争と平和人権基金 という頁をみつけました。
この頁には、上記の理念が、明確に掲げられています。

 続いて、ユネスコに提出された慰安婦の資料の中の「赤い絵」についての話に進みます。

 資料の中には、ひときわ目を引く「赤い絵」がありました。「責任者を処罰せよ − 平和のために」と題されたこの絵は、、昭和天皇とみられる男性が目隠しをされた状態で木に縛り付けられ、処刑されるかのように銃口が向けられている場面が描かれています。作者は、自称・元慰安婦の姜徳景(カン ドク チョン)氏で、1997年に亡くなるまでの間、慰安婦や旧日本軍の蛮行をテーマに絵を描き続けました。
(中略)
 ちなみに「赤い絵」は前述の「女性国際戦犯法廷」の象徴になっています。そのため、この絵がユネスコの記憶遺産に登録されてしまうと、世界に「慰安婦=性奴隷」の嘘がさらに拡散されるどころか、「昭和天皇=有罪」というとんでもないことが、さも正当であるかのようにまかり徹ことになる危険性も生まれます。

 以下、詳細について、杉田さんは、以下の産経新聞の記事にもかかれていますので、そちらに譲ります。

2016/08/27
杉田水脈のなでしこリポート(13)
ユネスコ記憶遺産申請に昭和天皇を銃殺刑にする絵が…しかも主導しているのは日本人だったのです
https://www.sankei.com/article/20160827-BX537LGJJVOMNCKXFTCMIGVGVA/

 

目次

はじめに

第1章 本当の敵は日本人
 「赤い絵」を掲げる人々
 
西早稲田2-3-18
 西早稲田発国連行
 日本政府と左派系NGOが"共闘"
 恥を知れ
 あなたは性奴隷です

第2章 敵視される在外邦人
 ジャパン・ハウスなんていらない
 課題図書も反日小説
 日本名で呼ばないでほしい
 「アメリカ人」にならない韓国系移民
 状況は変わりかけたが・・・・

第3章 国連が慰安婦問題に介入する理由
 国連は「慰安婦」だらけ
 国連の「良心」を利用する左派NGO
 日本の民法にまで介入
 林陽子とは何者か
 法の不遡及を無視した慰安婦問題
 「異なる意見」に委員が動揺
 クマラスワミ報告の撤回を要求

第4章 日本政府の「前進」と「後退」
 注目された審議官発言
 「強制連行」「性奴隷」をきっぱり否定
 英語で公表されない日本の立場
 国連回答をめぐる二転三転
 背後に潜む日韓合意
 どこの国の外務省か
 国連は挺対協の代弁者か
 行き過ぎたジェンダーフリー

第5章 危機に直面する世界を見た
 反日映画上映会に潜入
 過度なマイノリティーの保護
 親中に傾くオーストラリア
 日本企業に対する不可解な抗議デモ
 空爆記念式典に芽生えた反日
 ベトナム人大虐殺
 ベトナムの二つの人権問題
 男女同権が新たな問題を生む
 理想とされるデンマークの福祉の罠

第6章 国内で暗躍する敵を討て
 「保育園落ちた日本死ぬ」は愚か
 保護者に教育を与えよ
 貧困を自分で判断する若者
 「AV女優=性奴隷」が世界に広まる
 地方分権の是非
 「セクハラ」が社会を窮屈にする
 ヘイトスピーチと「性奴隷」はワンセット
 共産党を支える公務員労働組合
 被災地をかき乱す左派系団体
 左派の最後の砦

 

 

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