生命と遺伝子 

2020.5.4

 今年は、コロナ禍のstay home要請という異常事態が続き、ひきこもりの天国になっていますが、

おかげで、ホームページの更新もはかどっています。

 以前から、「経済学を考える」と「統計と確率を考える」をレパートリーに加えようと考えていて、

それは、取り掛かることができましたので、もう一つ「生命と遺伝子を考える」も開始しようと思います。

 

 何故かはわかりませんが、無機物の世界だった地球に、生命が誕生しました。

最初の生命は、単細胞的で、体内にものを取り込んだり排出したりして活動し、

多分、寿命というものもなかったのでしょう。

いつの日か、分裂して種を増やせるようになり、古いものは、亡びるようにもなっていったのでしょう。

 そして、単細胞から、多細胞生物に進化したとき、多細胞体の設計図としての遺伝子が、登場します。

自然界の中で、遺伝子のような構造物が複雑化、高度化するのは、不思議ですが、

遺伝子が二重ラセンの結晶のような構造をしていることを考えると、

複雑な構造に成長することは、不可能ではなかったのでしょう。

 私にとって、もっと不思議なのは、遺伝子を見ながら、複雑な多細胞構造を作り上げていく

大工さんの能力が、なぜどうやって、存在できるのかです。

 いくら設計図があっても、大工さんがいなければ、構造物は、作れません。

私は、大工さんの働きの中に、進化の秘密が隠されていると思っています。

 生命体は、環境に適合しようとして、努力します。

高い所のものをとろうと手を伸ばしていると、だんだん手が伸びてきます。

手が長い体が実現すると、設計図の翻訳能力の方も変化し、遺伝子の方も変化します。

適者生存の自然淘汰理論だけでは、進化は説明できません。

 

 近年、遺伝子の解読が進みましたが、その成果をまだ勉強できていません。

人間は、遺伝子治療のような遺伝子操作もできるようになりました。

例えば、背が高くなる遺伝子というものがあり、そのスイッチを入れると、背が高くなるというのであれば、

生命が、背が高くなる努力を積み重ねることにより、それを制御できることはありうるのかもしれません。

そういった観点から、最近の進展を勉強したいと思っています。

 

 また、私が、生きている間に、地球以外の惑星での。生命の発見というニュースが聞けることを希望しています。

 幸い、宇宙は、光の速さで移動しても、何万光年とかかるくらい広いので、

他の惑星から攻めてくるというようなことは考えなくてもいいでしょう。

 

 

 

     

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