産経新聞 杉田水脈議員の「人権侵犯」事前未聴取 法務省が手続き徹底を通知 (2023.11.22)

2023.11.24

 産経新聞が、独自記事として、下記の報道をしました。

2023/11/22 19:55
<独自>杉田水脈議員の「人権侵犯」事前未聴取 法務省が手続き徹底を通知
https://www.sankei.com/article/20231122-WBKHCFGRZZJMRIGQJQNYGWOBDI/

 法務省が、法務局にたいして、手続きが不備であったと通知したという、爆弾スクープです。

 まず、記事全体を、再掲します。

自民党の杉田水脈衆院議員がアイヌ民族などに関する投稿が札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」と認定された問題で、法務局が杉田氏に事前に聴取していなかったことを法務省が問題視し、投稿者への聴取の機会を設けるよう改めて通知する方針を固めたことが22日、分かった。

法務省によると、人権侵犯の認定に際し、申告者からの相談を受けた全国の法務局が、申告者と人権侵害を行った人の双方に聴取した上で関係法令などを基に人権侵害の有無を判断する。
会員制交流サイト(SNS)の投稿での事案も多く、投稿者が判明しないケースもあるという。
杉田氏のケースでは、法務局から正式に聴取はなかった。


法務省は法務局に対し、SNS上の投稿などによる人権侵害であっても、投稿者が判明している場合は聴取する機会を設けるよう通知する。

杉田氏は平成28年、フェイスブックやブログに「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿。
先月末までに札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」と認定されていた。

 法務局は、人権審判があったと申告を受けたときに、
加害者とされた人に、申告者の名前は、秘密のまま、注意するくらいのことはあるのかもしれませんが、

注意したことを、マスコミが取り上げて、公にするという事態が発生したときは、

加害者とされた人の名誉という公平性の問題も発生しますので、

内密に処理すべきであると思います。

 本件に関し、産経新聞は、10月に下記の記事を書いていました。

2023/10/24 18:03
「人権侵犯」口外に不快感 杉田水脈氏
https://www.sankei.com/article/20231024-P57BKDD5VNMSXEVGHEXT75XQ3Y/?dicbo=v2-alPzBic


 自民党の杉田水脈衆院議員はX(旧ツイッター)への23日付の書き込みで、アイヌ民族や在日コリアンに関する自身の差別的投稿が大阪法務局などから「人権侵犯」と認定されたことに関し、非公表としている法務局の措置を申立人が口外したとみて不快感を示した。
非公開の案件について申し立てた方々がマスコミに説明しているのも解せませんが」と記した。

 杉田氏は自身の書き込みで、人権侵犯調査を非公表としている法務省の取り扱いに言及。
「それを踏まえてマスコミへの取材には『相手方もあるのでコメントは控えます』と、お答えしています」と強調した。


 平成28年、杉田氏はフェイスブックやブログに「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿。
今月下旬までに札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」と認定された。
杉田氏は「投稿は既に削除し、謝罪している」と記者団に述べていた。

 

 非公表としている法務局の措置を申立人が口外したということになるのでしょうが、

非公表措置をマスコミが公表するにあたっては、公平性のチェックが必要だったのではないでしょうか。 

 

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