蓮舫 一番じゃなきゃダメですか? (2010)

2024.06.19

  7月7日の都知事選挙小池知事に対し、蓮舫さんが立候補しました。学歴疑惑国籍疑惑のお二人です。

6月20日開始の選挙戦で、都知事の仕事を、どんな人に託すべきか、世論の注目が高まることを期待します。

蓮舫さんは、本名は、齊藤蓮舫で、1967年11月28日生まれの56歳です。父は台湾人の謝哲信さん、母は日本人の斉藤桂子さんで、二人の兄がいます。

日本で生まれ、日本で育ちましたが、父と母は、主として台湾で仕事をしていたので、夏休みに、子供たちが台湾を訪問していたそうです。

「はじめに」から、少し紹介します。
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 2009年11月、まさか私が行政刷新会議の事業仕分けで、仕分け人を担当することになるとは思っておりませんでした。
でも、やるんだったら徹底的に、と思いっきりやったら、あっという間に「蓮舫はキツい女」というイメージが定着してしまいました。

 もともと私は「キツい女」なんです。(笑)
 私の父は台湾人で「超」のつく厳格な人、母は逆に「超」ファンキーな日本人。子どものときから、自分の意見をきちんというように育てられました。
たとえば、両親から「晩ご飯は何がいい?」と聞かれて、「なんでもいいよ」と答えようものなら、父のカミナリが落ちるか、何も食べさせてくれないか。
でも、いったん食事が始まると、母を中心に笑って食べるのを忘れてしまうくらいのにぎやかな食卓になりました。

 蓮舫さんは、青山学院大学に進みますが、大学1,2年生のときは、厚木キャンパスで、車通学だったため、日産フェアレディZが欲しく、
1988年の第14回クラリオンガールのオーディションを受けて、見事に受かり、賞金300万円を得て、車が買えました。

 クラリオンガールを、大学1年生の8月から、2年生の7月まで1年間務めて卒業しましたが、そのあとすぐに、
日本テレビから声がかかり、ビートたけしさんの「スーパージョッキー」に出ることになります。

 その後、テレビ業界で活躍しますが、27歳の頃、フリーランスの身分に不安を感じ、専門性を身に着けようとして、
1995年の11月の番組改編を機に。北京大学の対外漢語数学中心(外国人向け中国語センター)に留学します。

蓮舫さんは、小さい頃台湾語が少ししゃべれましたが、中国語は、全くできません。
中国には、1993年8月に結婚した番組スタッフの村田信之さんと一緒に行きますが、妊娠してしまい、双子だったため、
日本で出産することにして、1997年1月に退学し、留学を1年半で終えて、戻ってきました。

 子育てを2年ほどした頃から、事務所に所属して仕事探しを始め、2000年と2004年の台湾総統選挙の取材の仕事などをしますが、
2004年7月に、民主党から第20回参議院議員通常選挙に出馬して、初当選し、

2009年からの民主党政権時代に、内閣府が設置した事業仕分けワーキンググループの一つである、
農林水産省、文部科学省、防衛省担当の「仕分け人」となり、
世界一じゃないとダメなんですか?二位じゃダメですか?」という発言が注目をあびることになりました。

 事業仕分けは、ヒアリングと本番の2回あるのですが、蓮舫さんは、ヒアリングのときに聞かされた説明に納得できませんでした。
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 だから、きちんと途中経過を説明してください、と申し上げるのです。たとえば、「スパコンは今のままの計画でいけば、来年度にはその性能において世界1位になります。1位になった瞬間に、オーダーメイドのガン治療や、世界最速の計算の結果でどこよりも速くハリケーンや津波の発生が予報できて、それが世界貢献、国際貢献につながります。日本は、転載による被害をいち速く抑えることができる、防災国家として世界をリードしていけます」
 こういう説明が人を納得させる説明ですよ。という話をヒアリングのときにしていました。質問については、同じような質問をしますので、少なくとも私たち仕分け人を納得させる説明をしてください、と。


 蓮舫さんは、本番での説明を聴いても納得できなかったと、おっしゃいます。

 しかし、上記の 「 」 内のような説明を聴いて、すぐ納得してしまうようでは、仕分け人の役割は果たせないと思います。

 風が吹いたら桶屋が儲かるという話の理由を説明されたからといって、すぐに信じてはいけません
説明された内容の信ぴょう性を判断できるだけの知識と経験を持ち合わせていないといけないのです。

 スパコンを開発する人たちと、そのスパコンを活用して、成果をあげる人たちは、違う人です。
ですから、スパコンが開発されたら、すぐ成果がでるというものではありません。
どの分野がスパコンの計算能力を必要としていて、それができればどんな成果が得られるかということは、
一度説明を聞いたからといってわかるものではありません。

何年かかけて説明を聴くなかで、その信憑性の理解が深まるのです。

 事業仕分けにしろ、予算配分にしろ、ベストな正解が一つあるわけではありません。

今年の予算配分が理不尽に少なくても、現場の人は、必死に頑張って、来年度の巻き返しを狙います。
現場の活力さえあれば、物事は、正しい方向に進みます。

 現場の活力の一つの表現が、夢です。
しかし、スパコンの事業仕分けで、「夢です」という回答を聴いた蓮舫さんは、一笑にふしました。夢にはお金はあげられないのだそうです。

 オリンピックで、金メダルを目指して鍛錬している人に向かって、銀メダルでは駄目ですかと訊く人はいるのでしょうか。

その分野で、外国にスーパースターがいて、金メダルは、駄目だとわかっていても、その人を破って金メダルを獲ろうと練習を頑張ります。

結果は、やはり負けて、銀メダルになりますが、その銀メダルは、金メダルに相当します。はじめから、銀メダルを狙ったわけではありません。

 民主党の事業仕分けは、現場に、大混乱を引き起こしました。

どんな改革でも、混乱は避けられないかもしれませんが、現場の活力をうばう改革だけは、さけて欲しいと願っています。

 

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