帯津良一 白隠禅師の気功健康法 (2008) |
2020.05.26
この本は、副題 新呼吸法「時空」実践のすすめ が示すように、帯津さんが考案した
「時空」と題する功法の解説と、帯津さん自身による実演のDVDを添付したものなのですが、
功法の解説は、25頁と短かく、全体の10分の1程度しかありません。
第一部では、気功法一般や白隠禅師の気功健康法の簡単な解説の後に、「時空」の解説があり、
第二部は、帯津さんが進めているホリスティック医学の進展のエピソードを紹介したものです。
DVDを目的に購入した人達にとっての、適切な読み物になっていると思います。
まえがきの一部を紹介します。
医療気功26年の経験のなかで、わかってきたことはただ一つ。
気功とは生きながらにして生と死を統合するためり方法論であるということです。
生と死の統合とは虚空(こくう)と一体となること。
虚空と一体になるとは、まさに白隠さんの「虚空に先だって死せず、虚空に後れて生ぜざる底の」
真法身(しんほっしん)を体得することにほかなりません。
とすると、虚空と一体になることを全面に打ち出した功法が一つくらいあってもいいのではないかと
考案したのが"新呼吸法『時空』"です。
(中略)
こうして"新呼吸法『時空』"が 弘まっていくにつれ、当然のことながら。
DVDを求める声が高まってきましたが、今回はからずとも佼成出版社の企画で、
これに応えることができました。ほっと胸を撫で下ろしているところです。
附録ののDVDは、約40分の長さで、図書館等での非営利無料貸出に利用できます。
メニューは、以下の通りです。
1 予備功は、3分弱の長さで、簡化外丹功から選んだ6つの動作から成っています。
松臂(しょうび)、拍肩(はくけん)、拍背(はくはい)、拍下肢(はくかし)、拍頭(はくとう)、環頸(かんけい)
2 気となじむ は、4分弱の長さで、宮廷21式呼吸法から選んだ、3つの動作から成ります。
気貫丹頂(きかんたんちょう) 天の気を取り入れます
引気下行(いんきかこう) 地の気を取り入れます
気通双臂(きつうそうび) 取り入れた天の気、地の気を体の中に行き渡らせます
3 四億年前を想い出す 波打ち際のリズム呼吸 は、9分弱の長さで、
調和道丹田呼吸法から選んだ、下記の動作からなります。
緩息、基本動作、緩息、小波浪息、緩息、大振息 左、緩息、大振息 右、緩息
4 虚空と気の交流をする 生命場のエネルギーを高める は、4分弱の長さで、
2つの動作から成ります。
気貫丹頂(きかんたんちょう) 天の気を取り入れます 2の1番目と同じ
捧気貫頂(ほうきかんちょう) 虚空と交流します 能功から選びました
5 虚空と一体となる 正気を養う は、15分弱の長さで、
立位の姿勢のまま、10分間黙想し、虚空と一体になります
6 収功 気を身体になじませる は、約1分半の長さで、終わりの整理体操です
擦手(さっしゅ) お腹の前で手を擦ります
梳頭(そとう) 頭の髪を梳くようにマッサージします
擦手(さっしゅ) お腹の前で手を擦ります
擦腎(さつじん) 背中の人造のあたりを擦ります
叩歯(こうし) 歯をカチカチと嚙み合わせます
転舌(てんぜつ) 口の中で、舌を歯の前で、右回り、左回りと転がします
甘露入腹(かんろにゅうふく) 溜まった唾液を、3回に分けて飲みます
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