峰守ひろかず こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (2017, 2018)

2022.11.20

 峰守ひろかずさんの、「こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」 の電撃文庫版の 1巻と2巻です。

副題として、「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ」が付いています。
スピンオフとは、紡いで飛び出すことから、「派生したもの」という意味ですが、著者のあとがきによると、電撃文庫に、人気シリーズの外伝を、原作者とは別の作家が書くとしう企画があったそうで、その企画から生まれた小説のようです。

 第1巻と第2巻については、それぞれ、すでに、本が好きに!に書評を投稿しました。

『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』の感想、レビュー(ゆっくり考えるさんの書評)【本が好き!】 (honzuki.jp)

『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌2』の感想、レビュー(ゆっくり考えるさんの書評)【本が好き!】 (honzuki.jp)

 図書部の卯城野こぐちさんと僕、すなわち、前川響平が、ビブリオバトルで図書館を守るというお話ですが、ビブリオバトルだけでは事が済みません。

 ビブリオバトルの準備段階や、バトルの最中に、本の内容について、真剣に語り合う様子を面白く読みました。

今回のバトルで、取り上げられる本は、以下の通りです。

第1巻
第一話 コナン・ドイル「名探偵ホームズ(1) 赤い文字の謎」(ポプラ社)

第二話 中島敦「李陵・弟子・名人伝」(角川文庫)

第三話 L.M.オールコット「若草物語」(福音館書店)

第四話 ル・グウィン「影との戦い ゲド戦記I」(岩波書店)

第五話 ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」(岩波氏書店)
    鎌池和馬「とある魔術の禁書目録」(電撃文庫)

第2巻
第一話 J.R.R.トールキン「ホビットの冒険」(岩波書店)

第二話 A.A.ミルン「クマのプーさん プー横丁にたった家」(岩波書店)

第三話 フィリパ・ピアス「トムは真夜中の庭で」(岩波書店)

第四話 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」(電撃文庫)

第五話 キャサリン・パターソン「テラビシアにかける橋」(偕成社)
    武宮ゆゆこ「とらドラー」(電撃文庫)

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