益田あゆみ 個人事業の経理と節税のしかた (2016) |
2020.6.2
今、コロナのおかげで、図書館の「おとなのためのブックトーク」や「古典ブックトーク」がお休みのため、
読書計画がかなり狂ってしまい、以前から読もうとして積読状態になっていた経済学や統計学の本を読んでいますが、
複式簿記の本も、何冊か読み始めています。
しかし、青色申告とか、確定申告とか、e-Taxとか、会計ソフトというような言葉が飛び交って、頭が混乱しましたので、
図書館でこの本を借りて来て勉強しています。
この本の「はじめに」の出だしが、意味深なので、少し引用します。
最近の経理、会計においては、会計ソフトが発達し、また、クラウド型のものも増え、
インターネットやアプリなどで経理の記帳が手軽に、かつ、効率的に行えるようになりました。
しかし、記帳の基本である簿記の仕組みがわからないままだと、間違った仕訳を入力したときに気がつきません。
また、ちょっと変わった取引になると応用ができなくなります。
とはいっても、個人事業主の本業は事業を成功させること。
そのためには、簿記を「勉強」するのではなく、経営のために簿記を「理解」しようとする姿勢が大切です。
また、せっかく完成した決算書が、単なる税金申告のための数字づくりだけに終わっては残念です。
事業を続けていくためには、利益を出さなければなりません。
そのためにも、なぜ利益が出ているのか・出せていないのか、費用はどこにどのくらい使っているのかなどを、
日ごろの数字から感じとったうえで決算書を正しく作り、経営に生かせるようなものにすることが、本来の経理業務と思っています。
私も、複式簿記の勉強のために、ネットで、複式簿記と単式簿記の違いとか、複式簿記の利点の解説などを読むのですが、
本当に、複式簿記の意義を理解しているのかなと疑う説明を多く見かけます。
青色申告のためにe-Taxや会計ソフトを使って、複雑な申告書類をかなりの労力を使って作成している人は、大勢います。
それを単なる無意味の労力とするのではなく、経営に役立つものにすることは、真に大切なことと思います。
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