こそあど+か 

2015.12.2

 日本語は、結構複雑な指示語の体系をもっていて、「こそあど言葉」と呼ばれています。

 「こそあど」の4文字に、「か」も加えて、以下に整理してみます。

この   その   あの   どの   かの

こいつ  そいつ  あいつ  どいつ

これ   それ   あれ   どれ   かれ

ここ   そこ   あそこ  どこ

こちら  そちら  あちら  どちら

こっち  そっち  あっち  どっち

こなた  そなた  あなた  どなた  かなた

こんな  そんな  あんな  どんな

こう   そう   ああ   どう

説明 赤で示した「あそこ」「ああ」が、不規則変化です。理由は、わかりません。

   「か」は、「かの」「かれ」「かなた」でしか使われていませんが、漢字の「彼」があてられていて、遠く離れているものを指します。

   古語の指示語「かく」は、漢字「斯く」が使われ、このような、のような意味です。

   「かよう」は、漢字「斯様」が使われ、このような という意味です。

   「さ」も指示語で、漢字「然」があてられ、そのような という意味です。「さる」「さよう」「さらば」の形でもつかわれます。

   「ある」「さる」が対となっています。

以上、指示語を整理してみました。これらの関係性を、ゆつくり考えてみたいと思います。

 

 

 

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