気功とヨーガ 

2017.10.13

 昨年の詩吟に加えて、今年から気功・太極拳を始めたのですが、ヨーガなどその他あまた存在する運動法のなかで、

気功・太極拳の特長について、考察してみたいと思います。

 体を鍛えたいと思う人は、筋肉トレーニング器具の揃っているスポーツジムを選択されると思います。

体全体の持続的な運動能力を鍛えるためには、有酸素運動のエアロビクスが盛んです。

 しかし、そんなに激しい運動は好まない人たちのための運動もあります。代表格は、ラジオ体操ですが、

気功・太極拳や、ヨーガなどは、単なる体操ではなく、心を意識して、鍛えることが特徴だと思います。

 

 気功は、調身、調息、調心を基本とし、これらの訓練のもとに、内気を鍛えます。

ヨーガは、アーサナ(座法・体位法)、プラーナヤーマ(呼吸法・調気法)、ディヤーナ(瞑想法)を基本としますが、

これは、調身、調息、調心にほかなりません。

 気功・太極拳とヨーガは、何が違うかというと、前者が中国、後者がインドで育ったという違いのほかに、

気功・太極拳は、基本が立ち姿勢での運動なので、戸外でも簡単に練習できるのに対し、ヨーガは、マットの上で、

寝たり・座ったりの姿勢で、かなりきつく難しい体位を含んだ訓練法です。

 ヨーガを始めるには、かなりの覚悟が必要なので、私は、気功・太極拳を選んだという次第です。

 

 気功・太極拳のもう一つの特徴は、太極拳が、中国武術として始まり育ってきたことです。

武術の訓練として、太極拳のようなゆっくりした動きの訓練も必要だというわけです。

日本でも、武士は、武術の鍛錬に加えて、能の舞を踊りました。能の舞は、深層筋のトレーニングに役立つのです。

能の舞と、太極拳との関連については、ページを改めて議論します。

 

 さて、6月末から太極拳の練習を始めて、数ヵ月たちましたが、いくつか気付いたことがあります。

太極拳は、確かに、ヨーガほどはきつい運動ではないのですが、それでも、片脚を延ばして体を深く沈めたり、

体の向きを変えるために両足を交差させてひねったりと、いくつかバランスをとるのが難しい動作があります。

ラジオ体操ですら、とびはねる運動で体を壊した人がいるという話を聞いたことがありますので、

シニアの人達に太極拳を教えるときは、それなりの用心が必要です。

 

 一方で、太極拳24式や、八段錦という基本メニューだけを教える教室でいいのか、それとも、

その人の上達次第で、違うメニューや、より高度のメニューを教えることが必要ではないか

といった疑問もわきます。

 太極拳は、集団で行うものなので、ラジオ体操のように、同じメニューを何年も、何十年も続けることが大切なのだ

という考え方もあるでしょうが、

太極拳を人の心と体にあわせた修業ないしは治療と考えると、人に合わせたメニューの選択があってもいいと思います。

 

2017.11.8

 私のように、ダンスを踊ったこともなく、ポップスを歌いながら踊った経験もない人にとって、踊りの振り付けを覚えるのは大変です。

ラジオ体操は、音楽もあり、次の動作の説明があり、子供のころから親しんでいるので、一人でも体操できますが、

音楽なしで、一人でやれといわれたときのことを考えて、さて、次の動作が、続いて出てくるか自信がありません。

 年をとってからピアノの練習を始めても、なかなか右手と左手の指がうまく動いてくれないのと同じようなことが、

踊りにもあるのだと思います。

 また、楽器の演奏の場合には、暗記するまでは、楽譜とにらめっこできますが、踊りの場合は、楽譜にあたるものがなく、

ビデオを再生するしかないので、時間がかかり、私のようななまけものには、練習が面倒くさい次第です。

 

 今通っている教室では、簡易24式太極拳を更に短くした、入門太極拳と初級太極拳から、練習を開始しています。

入門太極拳は、なんとか覚えてきたところです。

 24式太極拳の頁をつくり、その最初に、入門太極拳、初級太極拳の説明を書き込み中です。

 

 

    

ホームページアドレス: http://www.geocities.jp/think_leisurely/

 


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