李栄薫他 反日種族主義 (2019) 

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2020.6.23

 図書館で予約していたこの本が、やっと順番が回り、借りてきました。

次の予約が入っているために、2週間後の7月7日には、返却しなければなりませんが、

ざっと一読すると、そんなに難しい内容ではないので、2週間は、必要なさそうです。

 

 この本の プロローグ のタイトルは、嘘の国 という強烈なものです。

嘘をつく国民

 韓国の嘘つき文化は国際的に広く知れ渡っています。 (中略)

嘘をつく政治

 国民だけがそうなのではありません。政治が嘘つきの模範を示しています。 (中略)

嘘つきの学問

 この国の国民が嘘を嘘とも思わず、この国の政治が嘘を政争の手段とするようになったのには、

この国の嘘つきの学問に一番大きな責任があります。 (中略)

嘘の裁判

 この国の嘘をつく文化は、遂に司法まで支配するようになりました。 (中略)

反日種族主義

 1937年、日本と中国の間で戦争が勃発しました。

以後、毎年10万人以上の朝鮮人が自発的に日本に渡っていきました。

より高い所得とより良い職場を得るためにです。

 (中略)

 韓国の民主主義は、西洋で勃興した民主主義とは別のものです。

韓国の民主主義には、自由で独立的な個人という概念がありません。

韓国の民族は、それ自体で一つの集団であり、一つの権威であり、一つの身分です。

そのため、むしろ種族と言ったほうが適切です。

隣の日本を永遠の仇と捉える敵対感情です。

ありとあらゆる嘘が作られ広がるのは、このような集団心性に因るものです。

すなわち反日種族主義です。

これをそのままにしておいては、この国の先進化は不可能です。

先進化どころか後退化してしまいます。

嘘の文化、政治、学問、裁判はこの国を破滅に追いやることでしょう。

そのような危機意識を持ってこの本を読んでいただきたいと思います。

この本は、体当たりで反日種族主義、その巨大な文化権力に突進します・

 この最後の文章は、表表紙の裏に抜粋して掲載されています。

 本の標題に、種族主義という、認知度の低い言葉を使っていて分かりにくいので、

その説明に非常に適した文章だと思います。

 

 中間部は、読んでいただくことにして、エピローグ 反日種族主義の報い から一部を紹介します。

憂鬱な日々

 今この国は経済、政治、社会の全ての方面で危機です。(中略)

経済成長が減速の傾向を見せて20年です。(中略)

 政治状況はさらに暗鬱です。

2014年にセウォル号が沈没して以来、韓国の自由市民は、想像もできない、とてつもない災難を経験しました。

 (中略)

 社会はどうでしょうか。

プロローグで紹介したように、この国は嘘の天国です。

偽証罪と誣告罪が日本の数百倍にもなります。(中略)

韓国人の息づかいには嘘が染みついていると言われます。

このような主張に、大部分の韓国人は即座に同意します。

日々、それによる苦痛の中に生きているからです。

嘘をつくことに寛大な堕落した精神文化は、この国の政治と経済を混乱の淵に引きずり込みます。

ゲームに公正な規則や大きな約束がないからです。

2019年は皆にとって憂鬱な日々です。

 

 この本で、かなり広範囲にわたって、韓国人が教えられてきたことが、嘘であることを説明しています。

この本は、韓国でもベストセラーになったはずですが、どの程度、韓国国民に理解されたのでしようか。

 

 韓国が、このまま文政権が意図するように、北朝鮮と統一することになると、

それは、金王朝による朝鮮統一となり、韓国の広範囲の知識人は、恐らく、粛清で殺され、

独裁政権に支配された自由の無い国になってしまうと思われますので、

一刻も早く、韓国の人達が、嘘を教えられてきたことに気づくことを希望しています。

 

 また、韓国人の嘘つきに関して、昨年11月に米国で大きな事件となった、韓国系アメリカ人ミナ・チャンの

経歴詐称問題を思い出します。 ウィキペディアの記事にもなっています。

  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3

 どこかの解説に書いてあって、出典は思い出せませんが、韓国では、出世のために、

経歴を詐称することは結構あるようで、彼女のように、出世しすぎてしまうと、過去に犯してしまった経歴詐称が

大きな社会問題になってしまいます。

2020.6.29

 編著者の李栄薫 (イ・ヨンフン) さん (1951-)は、韓国の経済史学者で、ソウル大学を退職後、

李承晩学堂の校長として活動し、2018年12月から 李承晩TVというYoutubeチャンネルを開設し、

「危機韓国の根源:反日種族主義」と「日本軍慰安婦問題の真実」という連続講義を45回行い、

反日教育に汚染された韓国民に、正しい歴史を伝えようとされています。

そして、その講義ノートを整理して刊行されたのが、本書です。

 李承晩TVは、日本でも視聴することができます。

韓国語の講義ですが、字幕が表示されるので、内容を完全に理解することができます。

    http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/el_isunmantv.html

 また、この本出版後の批判に対する反論のシリーズも、開始して、現在進行中のようです。

 

 

     

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