島崎他 はじめての簿記・会計学教室 (2013) 

2020.6.25

 最近の簿記や会計の本をいくつか読んでみましたが、複式簿記の詳細な解説はありませんでした。

近年は、複式簿記における面倒な計算は、会計ソフトによってコンピュータがしてくれるため、

実務で働く人には、その面倒くさい部分の知識が無用になったからだと思います。

 しかし、それでは、会計は複式簿記だから素晴らしいのだと、威張ることはできなくなります。

私としては、会計学の人達が自慢する複式簿記とは、何かをもっと知りたいので、

もう少し昔に書かれたこの本を、ゆっくりと勉強しています。

 これ以外にも、複式簿記の基礎演習書などを入手して、勉強中です。

 私の目標としては、複式簿記の威力が理解できるような仕訳のサンプルデータを作成することです。

そんなサンプルデータがあれば、自分が使っている会計ソフトに入力して、

データがどのように整理されるのかを実感できるようになります。

 

 複式簿記の考え方は、借方、貸方を対比して仕訳簿に記入することにより、

貸借対照表の左側の借方と、右側の借方の合計が一致するという極めて自然なものです。

 よく、損益計算書も、左側の合計と右側の合計が一致するという示し方がされますが、

これは、いささかインチキな説明で、

左側は、総費用+純利益で、右側は、総収益ですが、

純利益は、総収益−総費用 として計算したので、当然、左右は一致します。

 

 

 

     

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