鈴華ゆう子唱いろは

2023.01.24

　和楽器バンドの鈴華ゆう子さんが、ヴォーカル･マガジン･ウェブというサイトで、「唱いろは」という連載のコラムを担当されています(いました)。

　14回にわたる長期連載で、内容豊富なので、私のブログで紹介しました。

　第２回で、彼女が、なぜ、詩吟の歌い方を取り入れたスタイルで、ポップスを歌っているのかについて語ります。

　彼女は、まだ売れる前、歌声に個性を出し、一歩抜きん出るために、

幼い頃からやってきた詩吟や詩舞を、ポップスと融合させることを考えました。

　鈴華さんには、こだわりがあって、あくまで

「詩吟の人がポップスを歌うようになった」のではなく

「ポップスの人が、元々やっていた詩吟の技術も取り入れた」

という感じだということです。

　彼女の考えた「和の歌唱法の取り入れ方」については、是非、コラムをお読みください。

　彼女の発見として、詩吟や民謡の歌声は、日本人の喉の形状に向いている そうです。

　第３回に、詩吟の取り入れ方について、さらに詳しい説明があります。

　詩吟では、熟語が終わった後の母音を、伸ばして、コブシ(節調)を入れて謡うのですが、

そのとき、一度作った口の形は変えずに保ちます。

　それをポップスにも取り入れて、子音を立てて発音し、熟語が流れよく聴きとれるように旋律を作曲し、

歌う時は、流れを止めないように熟語の途中でブレスなどをしないように意識し、

特に聴かせたい部分は、口の形をしっかり保って歌うようにしたそうです。

第２回「コブシは癖にしてはいけない、自由自在に取捨選択」
https://vocalmagazine.jp/column/serial/suzuhanayuko_utairoha/vol02/

第３回「ピアニストからヴォーカリストへ転身した私が思う歌詞の強み～言ノ葉を唄う～」
https://vocalmagazine.jp/column/serial/suzuhanayuko_utairoha/vol_03/

第14回「私、曲はこうやって作ってます。〜思うがままに口ずさんで作曲〜」
https://vocalmagazine.jp/column/serial/suzuhanayuko_utairoha/vol_14/

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