スケール・チェンジャー・プロ

2020.10.23

 MIDIファイルを読み込んで、それを色々な音律に変更するソフトです。

   http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/scale_changer_pro.html

シェアウェアのプロ・バージョンを2011年8月に購入しました。

 音律の変更は、音階の各音の音高の微妙なチューニングが必要です。

MIDIの一般的な規格であるGM規格では対応していないのですが、

ローランドが開発したGS規格と、ヤマハが開発したXG規格では、対応しています。

 スケール・チェンジャーを立ち上げると、まず、

使用するMidiデバイスが、XG, GS, GM かを聞かれます。

 GM を選択すると、調律の設定は無効になります とメッセージが出ます。

 

 Scale Changer の主画面に進み、左側の列で、まず、デバイスを設定します。

私は、ローランドの外部音源SD-50を接続しているので、以下の画面になりますので、

SD-50を選択します。

 

 外部Midi音源を接続していない場合は、MIDI MAPPER と Microsoft GS Wavetable しか表示されません。

Windoes XP の時代以降、MIDI MAPPER機能が使えなくなりました。

Microsoft GS Wavetableは、Windows 内臓の音源で、GSという名前がついていますが、

チューニングを細かく変更する機能は実装していないので、このソフトでの調律の設定は、無効になります。

 

 外部Midi音源を接続していない場合は、スケール・チェンジャーで

デバイス設定をXGにして、変換ボタンを押してmidiファイルを作成し、

無料でダウンロードできるヤマハのMid Radio Player で再生することができます。

 このプレーヤーは、XG規格なので、チューニングの調整に対応してくれます。

Mid Radio Player のオプション の MIDI出力先の選択で、内臓ソフトシンセサイザーを使う を選択してください。

 

 XG や GS のMidi音源を接続している人は、Scale Changer の主画面の

再生ボタンを押して、指定された音階と調律でファイルを演奏して聴くことができます。

 XG や GS のMidi音源を接続していない人は、Scale Changer の主画面の

変換ボタンを押して、midiファイルを作成します。

 

 さて、スケール・チェンジャーで、純正律に変換する場合の画面です。

 チューニングの量は、調によって違いますので、原曲の調を指定する必要があります。

画面では、C調になっています。

 純正律は、音階中の幹音の7つについては統一的な決め方があるのですが、

残りの5音については、いろんな決め方があります。

 このソフトで採用されているのは、ケプラーによる純正律音階です。

 C調以外の調の場合は、移動ドの方式で、主音から、0, -8, 4,・・・と指定します。

 

 

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