野口義修 楽しく学べる作詞・作曲

●  はじめに

作詞・作曲初心者のための入門の書だが、99頁や190頁から始まるコード進行に関する説明が、他の類書よりも詳しい。

目次
第1章 作詞・作曲 はじめの一歩
第2章 メロディー誕生! 作曲入門の章
第3章 作詞入門! 言葉力アップの章
第4章 メロディーは続く! 作曲発展の章
第5章 作詞発展 作詞センス・アップの章
第6章 歌詞とメロディーは最高のパートナー
第7章 アレンジ&サウンド作りはおまかせの章
第8章 メロ先/詞先 レッツ・トライの章
第9章 誰かに届け! マイ・オリジナルの章

CDに録音された実例を聴いて、耳をきたえながら、著者の主張を味わうというつくりになっている。

● コードが分かればメロディーは続く!

 少し装飾の入ったダイアトニックの三和音(トライアド)と四和音の響きを聞いて、三和音のシンプルさと、四和音の豊かさ、繊細さを味わいます。

● T/SD/D つなげて作ろう美しいメロディー

 タイプAの T(C)→D(G7)→T(C)では、C、C、G7、Cというコード進行の和音を聞き、一つの譜例を聞き、実例として、ロンドン橋など3曲を聴き、さらに3曲を重ねて聴きます。もう一つ、C7→G7→C7ブルース系のコード進行の例を聴きます。最後に、C、C、G7、Cというコード進行の和音を聞きながら、メロディーを作ってハミングする。という流れになっている。

 続けて、タイプB T(C)→SD(F)→D(G7)→T(C)と、タイプC T(C)→SD(F)→T(C)と、タイプD T(C)→D(G)→SD(F)→T(C) について、まず、実例を聴き、後半に自分のメロディーをハミングする。

 更に続けて、短調の場合のコード進行を勉強する。

● 長調と短調のT/SD/Dを合体させたメロディー

 まず、C,G,Am,Fの4つのコードからなるビートルズのレット・イット・ビーのコード進行を聞き、野口さん作成の和風のレット・イット・ビーを聴きます。

● コード進行で考えるメロディーの楽しさ

 代表的なコード進行として、(1) メジャー2度進行のパターン、(2) ポップスの王道進行(メジャー)、(3) その他のメジャーのダイアトニックコード進行、(4) マイナーのダイアトニックコード について勉強する。

● カウンター・ライン作曲術

 コード進行の中を流れる大河のようなメロディーを生み出すという作曲術について学ぶ。

 

ホームページアドレス: http://music.geocities.jp/enjoydtm/


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