●  西村由紀江のやさしいピアノレッスン

西村由紀江のやさしいピアノレッスン　世界の名曲を弾いてみよう　は、2006年6月−8月に、13回のレッスンとして放映された。

　　第01回　-「ワン・ノート・サンバ」　〜指1本で弾いてみよう〜 
　　第02回　-「クロース・トゥ・ユー」　〜リズムにのって〜 
　　第03回　-「サテン・ドール」　〜2本の指で弾いてみよう〜 
　　第04回　-「オーバー・ザ・レインボー」　〜指も心も大きく広げて〜 
　　第05回　-「サウンド・オブ・ミュージック」　〜指くぐりに挑戦〜 
　　第06回　-「ロミオとジュリエット」　〜いよいよ両手。でも同時に弾かなくてもいいんです〜 
　　第07回　-「カサブランカ」　〜気分を盛り上げて〜 
　　第08回　-「そよ風の誘惑」　〜左手が単音でもきれいなハーモニーになるんです〜 
　　第09回　-「フィーリング」　〜和音の響きを楽しもう〜 
　　第10回 - 「シャル・ウィ・ダンス」　〜両手が交差すると華麗でしょう?〜 
　　第11回 - 「ムーンライト・セレナーデ」　〜和音が変われば空気も変わる〜 
　　第12回 - 「ムーン・リバー」　〜おしゃれなコードにチャレンジ〜 
　　第13回 - 「愛のあいさつ」　〜ペダルは半分踏んで、半分休んで〜 

　　第１回から５回までは、右手のみ、第６回以降の左手も、初心者むけに極めて簡単に編曲されている。

ウィキペディアの西村由紀江の項をみると、「ピアノに親しみを持たせるための斬新な試みが視聴者に好評であったため再放送された。その後も依然として反響が大きかったため、2007年12月、『趣味悠々・選』 として再々放送された。」との説明がある。

　残念ながら放送を聞き逃した人は、Gooleで、「YouTube　西村由紀江　やさしいピアノレッスン」で検索すると、１回から８回までの放送分と、放送のなかで連載されたピアノを楽しむ　というコラムを見ることができます。

●　誰でもショパン

　初心者がショパンを弾けるように、転調するとともに、音を減らして演奏を簡単化し、指番号を付けた楽譜とともに、西村由紀江 本人のゆっくりした演奏のＣＤが付いている、とても親切な本である。ヤマハ ムック版と、ハッツ版の表紙が違う二つのバージョンが出版されているが、内容は同じである。

　ＣＤには、特典映像として、別れの曲を演奏する西村由紀江さんの手を上から写したものと横から写したものの二つの映像がついています。ファイル名は、extra.mpg で、サイズは、41.267KB、録画時間は、約3分57秒です。

ボーナススコアの 別れの曲 に関しては、メロディー + 伴奏と、伴奏のみの演奏がＣＤに入っていて、西村さんの伴奏に合わせてメロディーを弾くことができる。

●　新・やさしく弾きたい人のために

　西村由紀江オリジナルの２０曲を、やさしくアレンジした楽譜と、模範演奏のＣＤがついた 初心者のための本である。