音楽スタイル |
2012.01.20
音楽に親しんで、詳しくなると、音楽スタイルが身についてきて、モーツァルト風の演奏、ベートーベン風の演奏とか、ジャズならこう、ロックならこうなると音楽をかなでることができるようになるのだが、初心者には、なかなか難しい。
電子キーボードは選択した音楽スタイルに応じた自動伴奏機能を備えているが、まずリズムを選択してならしておき、右手でメロディー、左手でコードを弾くと、コードにあわせて伴奏が鳴るという仕組みになっている。
自動作曲ソフトにおいては、メロデイーも作成するので、音楽スタイルを選択すると、メロディーと伴奏を同時に作曲して、演奏が始まる。
自動伴奏や、自動作曲について、もう少し詳しく勉強してみよう。
音楽研究所の自動作曲システムACSは、スタイルを指定して、作曲ボタンを押すと、自動で作曲し、演奏するという便利なソフトである。
音楽スタイルは、以下のように多数用意されている。
ポップス(海外)グループ 24種類
例えば、ロック、ラップ、バラード、90年代ポップス
ポップス(日本)グループ 15種類 例えば、演歌、ポップロック、ヘビメタ、フォークソング
ジャズ グループ 17種類 例えば、ジャズカルテット、ブルースカルテット
クラシック グループ 18種類 例えば、ピアノ現代音楽、クラシックギター、サティ風
民族音楽(東洋)グループ 21種類
民族音楽(西洋)グループ 17種類
ゲーム音楽/サウンドトラック グループ 12種類
ヒーリング グループ 21種類
テクノ グループ 10種類
スタイル名の左側の黄色のボタンを押すと、音楽スタイルの定義というダイアログボックスが立ち上がる。
一番上の2列の8つのボタンは、楽器指定グループと呼ばれ、メロディ、オブリガード、伴奏(主)、伴奏(副)、ベース、環境音、ドラム(主)、ドラム(副)で使用する楽器を指定する。
中段の4つのボタンは、構造指定グループと呼ばれ、楽曲構造、旋律構造、伴奏構造、リズム構造を指定する。
楽曲構造では、小節数、拍子、和声進行、テンポ、調、音階、基本ビートを設定する。
旋律構造では、使用楽器、ボイシング、アルゴリズム、効果/装飾、最低音、最高音、符割などを設定する。
伴奏構造では、オブリガード、伴奏(主)、伴奏(副)のパターンを設定する。
リズム構造では、ベース、ドラム(主)、ドラム(副)のパターンを設定する。
伴奏構造と、リズム構造では、設定したパターンの試聴ができる親切設計となっている。
自動作曲したサンプル曲は、以下のサイトに置かれている。
ポップス(海外/日本)、ジャズ、クラシック、民族音楽(東洋/西洋)、ゲーム音楽、ヒーリング音楽、テクノ
さて、具体的に、どう設定するのか、いくつかサンプルをみてみよう。
ポップス(海外)に含まれるロックを選んでみる。テンポは、104bpm、拍子は4/4、基本ビートは8ビート/16ビート、符割りは 短く長い、シンコペーションは有り、伴奏(主)パターンは、長めのリフ、ベースのパターンはフュージョンというようにパラメータが設定されている。
音楽スタイルの聞き比べには、既存の聞き慣れた曲を使って、聞き比べたほうが、理解が深まると思う。
音楽研究所のMIDIアーカイブには、1000曲以上の曲があり、呼び出して聞くことが出来るが、FirstSongEditorは、音楽スタイルを簡単に変更できるので、聞き比べに適している。
FirstSongEditor を立ち上げて、一番下の行の アーカイブ ボタンを押し、アーカイブ パネルの左側の 無料 パーソナルライブラリーから曲を選択する。17番目の G線上のアリア を選択して、読み込むと、一番上の行に示される音楽スタイルは、クラシック グループの 弦楽四重奏 となっていて。これを、ポップス(海外)グループのロックに変えて、再生ボタンを押すだけで、ロック風の演奏を聴くことができる。(私は、MIDI出力を電子キーボードにしているが、停止ボタンを押しても、音が鳴り続けるので、キーボードの電源を一度、オフにしてから、オンにしている。)
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