電子キーボードをパソコンにつなぐ

jump to 2023.01.28

2019.1.27  更新2019.3.4

 久しぶりに、この頁を更新します。8年経過して、パソコンのOSが、Windows XP から Windows 10 と変わりました。

 Windows XP の時は、midiファイルを開く方法は、Windows Media Player と関係づけられていて、

midiファイルをダブルクリックすると演奏が始まったのですが、

Windows 10 では、最初、midiファイルを開く方法は指定されていません。

 そこで、midi ファィルを開く方法を、Windows Media Player  に指定してもいいのですが、

私は、別ページで紹介した、Mid Radio Player を使っています。

  Mid Radio Player の場合、MIDI 出力先を、

    MIDI デバイスを使う

    内臓ソフトシンセサイザーを使う

から、選択できるので、電子キーボードを接続しておくと、それで演奏することができるからです。

 

 あなたの電子キーボードが、カシオ製として、USBケーブルでPCに接続されているとします。

キーボードの電源を入れ、Mid Radio Player を立ち上げて、オプションMIDI出力先の選択 と進むと、

MIDIデバイスを使うの下のプルダウンメニューから、CASIO USB-MIDI を選択してください。

 次に、PC 内の midi ファィルを、右クリックして、プログラムから開く別のプログラムを選択、と進み

Yamaha MidRadio Player を選択し、一番下の、常にこのアプリを使って.midファィルを開く にチェックを入れてください。

 これで、mid ファイルをダブルクリックすると、パソコンにつないだあなたの電子キーボードが、演奏してくれます。

 

2011.1.30

(1) プリビアPX−330BK

 カシオのプリビアPX−330BKは、USB端子を有していて、そのまま、パソコンに接続可能です。

また、LINE-IN、LINE-OUT 端子を有しているので、LINE-INで入力した音楽を鳴らしながら、ピアノを演奏するということも可能であり、LINE-OUTの出力を録音するという使い方も、可能となる。

 LINE-INからの入力に対して、PX-330BKの音量調整は効かないので、音量を制御できる音源を入力することが必要である。パソコンのライン出力をつないだら、とてつもなく大きい音になったので、インピーダンスマッチングに注意しないといけないようである。

 現在は、パソコンに、サンワのUSBスピーカー MM-SPS2UBK をつないで、MM-SPS2UBK のヘッドフォン出力を、PX−330BKのLINE-INにつないでいる。MM-SPS2UBKは、音量調整のボリュームコントロールと、電源のON/OFFスイッチがついているので、すぐれものである。

 パソコンのUSBとPX−330BKのUSBの接続と、パソコンのUSBスピーカーのヘッドフォン出力とPX−330BKのLINE-IN入力の接続などを同時にすると、プーンとハム音が出たりする。その時は、片方を外して、もう一方を接続するなどの対策が必要となってしまう。

 しかし、それが面倒という場合は、PX−330BKのUSB端子ではなく、MIDI端子を使うといい。パソコンに、ヤマハの UX16 などのUSB-MIDIインターフェースを接続し、さらにMIDI to MIDI ケーブルで、PX−330BKと接続する。MIDIケーブルによる接続においては、フォトカップラーが入っているので、同時に、LINE-INとLINE-OUTをケーブルで接続していても、ハム音は発生しないようである。

 

● 接続の確認

 私のパソコンのOSは、Microsoft Windows XP,  Professional Edition,  Version 2002,   Service Pack 3 です。デスクトップ画面にマイコンピュータのショートカットがある場合は、右クリックしてプロパティを選択し、システムのプロパティ というウィンドウを表示します。

ハードウェア タブを選択し、デバイスマネージャ ボタンを押して、デバイス マネージャ ウィンドウを開きます。サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラのところに、使用可能なデバイスのリストが表示されます。

カシオのCTK−651は、ヤマハのUSB-MIDIインターフェース UX16 を用いて接続しましたので、Yamaha USB-MIDI Driver という名前で登録されています。

カシオのプリビアPX−330BKは、USB端子をつかってパソコンのUSB端子に接続しましたので、USB オーディオ デバイス という名前で登録されています。

私の環境では、サンワサプライのMM−SP52UBKというUSBスピーカーを接続していて、これも USB オーディオ デバイス という名前で登録されていますので、USB オーディオ デバイスが二つ登録されています。

それぞれの USB オーディオ デバイス を選択して右クリックし、プロパティを表示すると、全般タブの場所のところに、一つは 場所 0 (CASIO USB-MIDI)、もう一つは 場所 0 (USB Sound Device) となっていますので、区別できます。

 

● 自分の演奏を録音する

 電子キーボードは、昔から録音機能があり、自分の演奏を録音・再生して楽しむことが出来た。しかし、録音をパソコンに移して、パソコンで再生するというような利用は、難しかった。

 MIDI機能のある電子キーボードの場合は、パソコン側でDTMソフトを立ち上げ、電子キーボードの演奏を、リアルタイム録音することにより、記録にのこすことができるが、キーボードの演奏と、パソコンの操作を、同時にするのは、そう単純ではない。

 プリビア PX-330BK のように、USB端子をもっている電子キーボードの場合は、まず、電子キーボードの機能を使って録音し、録音したファイルを、あとで、パソコンに転送するという使い方ができる。

 プリビアの場合、電子キーボード内に記録された録音データは、独自形式のファイルになっていて、そのまま、PCに転送しても、使用できない。しかし、SDカードを使うと、録音データをSDカードに移すときに、midiデータに変換することができるので、そのデータをパソコンに転送することとした。

 プリビア PX-330BK の場合の、操作手順を以下にまとめる。

まず、録音する。

① 電子キーボードの RECORDER キーを2回押して、録音モードにする。RECORDER キーの赤色LEDが、点滅モードになる。

② 演奏をはじめると、自動的に録音が開始する。演奏が終わったら、START/STOP ボタンを押して、録音を終了する。

③ RECORDER キーは、点滅から点灯モードに変わり、再生モードになっているので、START/STOPボタンを押すと、再生される。

  録音が気に入らなくて、録音しなおす場合は、もう一度、RECORDER キーを録音モードにして、録音し直す。

④ プリビア PX-330BK の場合、5曲まで録音できるので、曲番号を変えたい場合は、RECORDER キーを、点灯の再生モードにして、FUNCTIONキーを押しながら、RECORDER キーを押して、曲番号セレクトモードにして、上向矢印、下向矢印キーで番号を変えて、EXITキーを押す。録音、再生は、この番号となる。

続いて、録音データをSDカードに移す。

① 録音データが、START/STOPボタンを押すと、再生される状態にする。

② CARD/INTERNAL キーを長押しして、画面左上に、LOADと表示させる。

③ 右向矢印を押して、SAVE に切り替える。もう一度、右向矢印を押して、MIDIファイルの保存モードにする。画面右側に、SMFと表示される。

④ 上向矢印、下向矢印を押して、保存するファイルにつける番号(01〜99)を選ぶ。

⑤ ENTER ボタンを押すと、保存される。 

続いて、パソコンに転送する。

① FUNCTION キーを押しながら、USB DEVICE MODE キーを押すと、SDカードがパソコンに SD_MMC と認識される。その下に、MUSIC_B, MUSIC_C, MUSIC_D, MUSICDAT のサブホルダーがあり、MUSICDAT ホルダーの中に、RECSNGxx.MIDというファイルがある。xxは、01から99までの曲番号である。

② RECSNGxx.MID を、パソコンに移動または、複写する。

③ 点灯している FUNCTION キーを押して、USB DEVICE MODE を終了する。

 

● 録音データ

 このようにして録音したデータを、以下にいくつか添付する。

 バイエル47番 2010.09.07   バイエル48番 2010.09.07

2023.01.28

 私は、普段は、カシオの光ナビゲーション・キーボード LK-211 を、座右に置いて、

使っていたのですが、今回、詩吟の伴奏練習のために、KORGの microARRANGER に置き換えました。

LK-211 は、USB 端子が付いていて、パソコンにつなぐだけで、簡単につながったのですが、

microARRANGER は、midi端子なので、midi USB ケーブルで接続しましたが、

接続しただけではつながらず、microARRANGER の初期設定を変更する必要がありました。

 備忘録のために、作業内容を記しておきます。

 マニュアル32頁の 外部シーケンサーとの接続 接続と設定 で、

microARRANGER の [GLOBAL]キーを押して、[page 5 Gbl: Midi Control] 頁で、"Local" パラメタをオフにします。

次に、[page 4 Gbl: Midi Setup]頁で、Ext Seq セットアップを選択します。

[WRITE]キーを押し、Global を選択し、[ENTER/YES]キーを押して、保存します。

[Are you sure?]と聞かれますので、[ENTER/YES]キーを押して確定します。

以後は、電源ボタンを切ったあとも、電源を入れると、接続モードになっています。

  

 

 

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