カシオ 光ナビゲーション キーボード LK-211

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2015.6.11

●  はじめに   

 練習曲がたくさん内蔵されているカシオの光ナビゲーション キーボード LK-211を購入しました。

  http://arch.casio.jp/emi/products/key_lighting/lk211/

  内蔵曲200曲のうち、115曲は右手と左手の大譜表の楽譜が添付していて練習に便利です。

  35曲は、右手のメロディー譜に、コードが記載されたいわゆるコードシートなので、コードで自在に伴奏する練習に便利です。

  残りの50曲は、脳にキク練習曲で、楽譜はついていません。

 LK-211 は、すでに生産終了し、現在機種は、LK-228 (2018.10現在) となっています。

● 仕様の一部

  鍵盤   61鍵 (5オクターブ) ピアノ形状鍵盤 光鍵盤 タッチレスポンス機能付き(感度設定2種類/オフ)

  音色数  600音色

  リズムパターン数 180種類

  同時発音数  最大48音

  アンプ出力 2.4W + 2.5W     マイク入力とオーディオ・イン入力あり

  サイズ  幅 948 × 奥行き 350 × 高さ 103 mm

  重量  約4.5kg (電池含まず)

● 自動伴奏

 リズムを選択し、スタートボタンを押すと、ドラムスが基本リズムで演奏を繰り返し、左手でコードを入力すると、コードに合わせたベース音、コード楽器の伴奏がついて、一人でもバンドのような演奏ができるという便利な機能です。

 いろんな音楽スタイルに親しみながら、コード進行が簡単に勉強できます。

 最初に、リズムボタンを押して、リズムを選択して、スタートボタンを押すと、ドラムスが基本リズムでリズムパートの演奏を繰り返します。

180 Rhythms

POPS
  01 シンセポップ,  02 ポップ,  03 6/8 ポップ, 04 アコースティックギターポツプ
  05 ポップロック,  06 ソウル1,  07 ソウル2,  08  60's ソウル,
  09 60's シャッフル,  10 ポップシャッフル

8ビート、16ビート
  11 ストレート8ビート,  12 メロー8ビート,  13 ギター8ビート,  14 8ビート
  15 60's 8ビート,  16 16ビート,  17 16ビートシャッフル

ロック
  18 ストレートロック,  19 シャッフルロック,  20 ロックワルツ,  21 シャッフルブルース,
  22 ロックブルース,  23 6/8 ブルース,  24 リズム&ブルース,  25 ラテンロック
  26 60's ロック,  27 スローロック,  29 ニューオーリンズロック

ダンス
  30 エレクトロニックヒップホップ,  31 ヒップホップ1,  32 ヒップホップ2,  33 ディスコポップ,
  34 ユーロポップ,  35 テクノポップ,  36 トランス,  37 モダンリズム&ブルース
  38 ディスコソウル

ジャス
  39 ビッグバンド1,  40 ビッグバンド2,   41 ビッグバンド3,  42 オーケストラスイング
  43 スイング,  44 スロースイング,  45 ジャズワルツ,  46 フォックストロット
  47 クイックステップ,  48 ジャズコンボ1

EUROPEAN
  49 シュラガー,  50 ポルカ,  51 ワルツ1,  52 スローワルツ,  53 ウィンナーワルツ
  54 フレンチワルツ,  55 セレナード,  56 タンゴ,  57 マーチ1,  58 マーチ2

LATIN 1
  59 ボサノバ,  60 スローボサノバ,  61 ビギン,  62 サンバ1,  63 サンバ2,  64 マンボ,
  65 ルンバ,  66 チャチャチャ,  67 メレンゲ,  68 ボレロ, 69 サルサ1,  70 サルサ2,
  71 レゲエ,   72 ポップレゲエ,  73 スカ,  74 フォークローレ

LATIN 2
  75 レゲトン1,  76 レゲトン2,  77 ・・・・・・・

アメリカン
  91 デキシー,  92 テックスメックス,  93 ゴスペル1,  94 ゴスペル2,  95 ハワイアン

スパニッシュ/イースタンヨーロピアン
  96 パソドブレ,   97 ロシアンポルカ,  98 ロシアンシャンソン1,  99 ロシアンシャンソン2,
  100 ポリッシュワルツ

アラビック/オリエンタル
  101 マルフーフ,  102 バラディ,  103 ハリージ,  104 アダニ,  105 ムシュ,  106 シルタキ

サウスアフリカン
  107 クワイト

インディアン
  108 バングラ,  109 ダードラー,  110 ガルバ,  111 ・・・・・・・

チャイニーズ
  119 グアンドン,  120 ジアンナン,  121 ベイジン,  122 ・・・・・・・・

サウスイーストアジアン
  134 クロンチョン,  135 ダンドゥット

日本
  136 演歌1,  137 演歌2,  138 唱歌1,  139 唱歌2

カントリー
  140 カントリーポップ,  141 カントリー8ビット,  142 カントリーバラード
  143 カントリーシャッフル,  144 カントリーワルツ,  145 ブルーグラス

その他
  146 クリスマスソング,  147 クリスマスワルツ, 148 スクリーンスイング
  149 ストリングカルテット

バラード
  150 ピアノロックバラード,  151 モダンバラード,  152 スローバラード,
  153 リズム&ブルースバラード, 154 16ビートバラード,  155 ブラシバラード
  156 ポップバラード,  157 6/8バラード,  158 アンプラグドバラード
  159 ロックバラード1,  160 ロックバラード2

ピアノリズム
  161 ピアノ8ビート,  162 ピアノバラード1,  163 ピアノバラード2
  164 エレピバラード1, 165 エレピバラード2,  166 ブルースバラード
  167 ジャズコンボ2,  168 ジャズコンボ3,  169 ラグタイム,  170 ブギウギ
  171 ピアノロックンロール,  172 アルペジオ1,  173 アルペジオ2,  174 アルペジオ3
  175 ピアノマーチ1,  176 ピアノマーチ2,  177 ストライドピアノ
  178 ワルツ1,  179 ワルツ2,  180 ワルツ3

 つづいて、伴奏キーを押すと、自動伴奏モードになります。キーボード左端のコード入力鍵盤部分でコードを指定すると、ベースやハーモニーを加えた自動的な伴奏が始まります。

 コードの指定方法は、三種類あります。伴奏キーを長押しすると、選択されている指定方法が表示されます。数字キーの0から4を押すと、選択が変更されます

数字0  F1  フィンガード1  コード構成音の鍵盤を押さえることより指定します。
数字1  F2 フィンガード2 F1と違い、6thの入力がではません
数字2  F3 フィンガード3 F1と違い、一番低い鍵盤の音をベース音として分数コードが入力できます
数字3  CC カシオコード 
数字4  FrC  フルレンジコード

カシオコード

 鍵盤の左側の白鍵で、Cから11度上のFまでの部分が、伴奏鍵盤となり、鍵盤のCを一つ押すだけで、C,E,Gの3音からなるCメジャーコードが鳴ります。
 マイナーコードにしたいときは、Cより高音のキー(伴奏鍵盤の範囲内)をもう一つ、4音のセブンスコードにしたいときは、Cより高音のキー(伴奏鍵盤の範囲内)を二つ、マイナーセブンスコードの場合は三つ押します。

 音色は、設定したリズムの種類によって、変化します。

フィンガード

 4つのコードでは足りない場合は、フィンガードモードに設定する。根音と、それより高音の2つないし3つのキーを押すことにより、15種類のコードを指定でき、そのコードが鳴るとともに、伴奏も変化します。

 音色は、設定したリズムの種類によって、変化します。

フルレンジコード

 フルレンジコードの場合は、キーボードの左側の伴奏鍵盤の指定域の設定は行わず、すべてのキーがメロディー鍵盤として、トーンで指定した音が鳴りますが、同時に、3つ以上の鍵盤が押されたときに、それがコードと判定されれば、コードが指定され、伴奏が変化します。コードの音色は、トーンで指定した音色です。

● イントロを入れる

 リズムを選択したあと、イントロボタンを押すと、リズムに応じたイントロが2小節ほど演奏されるますので、イントロの終了に続けて、演奏を開始することができます。イントロが終わると、通常のリズムだけになります。

● フィルインを入れる

 自動演奏のリズムパターンを一時的に変化させたいときは、ノーマル/フィルイン ボタンを押します。

● 同じリズムで演奏パターンを変化させる

 伴奏の雰囲気を変えるために、別のリズムパターンに切換るときは、バリエーション/フィルイン ボタンを押します。

● エンデイングを付けて曲を終わらせる

 演奏の終わりにあわせて、シンクロ/エンディング ボタンを押します。

● タッチレスポンス

 ピアノの演奏の練習をするときは、タッチレスポンスをオンにして、キーを押す強弱で、鳴る音の強弱がきまるほうがいいのですが、メロディーやコードを覚えたり、作曲などをなどをしているときは、キーを弱く押しても、音が鳴って欲しいので、タッチレスポンスをオフにします。

 機能キーを押して、数字6のキーを3回押すと、選択されているタッチレスポンスが表示されますので。+キー、-キーを押して変更します。

● レイヤー機能

 一つの鍵盤を押して、二つの音を鳴らすことができます。ブラスに、フレンチホルンを重ねるとか、ピアノの音に、ストリングスの音を重ねるなどの設定が自由にできます。

 私は、よく、ヒアノとバイオリンを重ねて聴いています。キーを長く押していると、最初にピアノの音がしたあと、

バイオリンの音に移り、少ししてビブラートが始まり、長音を魅力的にあ゛わい深く弾くことができます。

● トランスポーズ機能

 カラオケなどで、声の高さが合わないとき、キーをあげさげすることがありますが、ピアノの伴奏では、これはなかなか難しい技です。電子キーボードの場合は、音の高さを、半音単位で上下させることができるので、カラオケ感覚で、キーを合わせることができます。

 機能キーを押すと、トランスポーズ指定画面になりますので、+キー、-キーを押して、半音単位で指定します。

● ドラムセット音色

 音色番号を584から600にすると、ドラムセット音色となります。楽器は、選択したドラムセット音色で少しずつ異なりますが、かなりの部分は共通していて、鍵盤の手前に印刷されている楽器イラストと対応しています。

 タッチレスポンスをオンにすると、強弱をつけて鳴らすことができます。

 

2019.1.28

 電子キーボードには、上記の自動伴奏機能以外にも、沢山の機能が搭載されているのですが、

殆どの人は、その機能を使っていなくて、宝の持ち腐れになっています。

 今日は、オートハーモナイズ機能と、アルペジエータ機能について、探ってみましょう。

 

 オートハーモナイズ機能は、右手で弾くメロディーに、自動的に和音をつけてくれる機能で、

タイプ番号1〜12の12種のタイプが用意されています。

 例えば、デュエット1 というタイプは、演奏したメロディーの下に、

クローズな(2〜4度ほど離れた)ハーモニーを1音加えてくれるのですが、

左手で押したコードキーによって和音が変化するので、実際は、もっと複雑なことをしているはずです。

 ためしに、リズムを 173 アルペジオ2 にして、伴奏を鳴らしながら、デュエット1にして、

左手でコードを押して、右手で、ドミソと弾くと、確かに、きれいな重音になっていますが、

レやファの音は何かへんな重音になっています。

左手でコードを押すと、こんどは、レファラがいい音で、ドミソが、少しへんな音に聞こえます。

 もう少し、自動伴奏演奏が上手になってから、再挑戦してみたいと思いました。

 

 アルペジエータ機能は、前述の操作で、タイプ13〜102を選択することにより、

右手で押さえた複数のキーが分散和音となって自動演奏されます。

タイプ13〜30が上行形、タイプ31〜48が下行形、タイプ49〜66が上行下行の繰り返しのAタイプ

タイプ67〜84が上行下行の繰り返しのBタイプ、85〜102がランダム ですが、

それぞれの違いの説明が明記されていないため、実際に試してみるしかありません。

タイプを変更するためのキー操作は、結構複雑なので、試してみるのはあきらめました。

 

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