an弾手 パパも弾きたいピアノ入門 (2013) |
2019.7.27
この本には、コードの魔法でラクラク弾ける! という副題も付いています。
an弾手さんが、「お父さんのためのピアノ教室」(2004)の後に書いた第二段の本です。
副題に言う「コードの魔法」を、8個の種明かしにより、解き明かしてくれます。
この本は、現在、入手困難ですが、近々、同じ出版社から、改版が出版される予定と聞いています。
さて、ピアノが弾けるようになるには、それなりの練習が必要です。
この本で、ピアノに馴れるための色んな練習法を紹介してくれるので、
まじめに練習することが必要ですが、
レッスンに入る前に、鍵盤の英語読みに馴れておきましょう。
私のおすすめは、喜びの歌です。
ミ ミ ファ ソ ソ ファ ミ レ ド ド レ ミ ミ レ レ
E E F G G F E D C C D E E D D
どんな曲でも、ピアノの練習を重ねていけば、鍵盤をはっきりかつ素早く弾くことができるようになると思いますが、
まだ、指の動きの心もとない人は、本書が示すように、音階を用いた練習が有効で、
色んな調での音階、半音階、全音階の練習法が紹介されています。
ピアノの練習のためには、指の運び方が重要なので、
初心者の為に、私が思う運指番号を示しておきます。
まず、ハ長調の音階ですが、指使いには、定番があります。
上の行は、鍵盤の並びを示し、下の行は、そのキーを押す指番号で、
左から順に押さえます。
下降のときは、鍵盤の並びが、左右逆です。
C 半 D 半 E F 半 G 半 A 半 B C
1 2 3 1 2 3 4 5 上昇
C B 半 A 半 G 半 F E 半 D 半 C 下降
5 4 3 2 1 3 2 1
次に、半音弾きと全音弾きの練習ですが、指使いは、以下のようにするといいと思います。
半音弾きを、素早く弾くのは、結構難しいですが、私は、右ては、以下の指使いをしてみました。
C 半 D 半 E F 半 G 半 A 半 B C 上昇
1 2 1 2 1 2 3 1 2 1 2 1 2
C B 半 A 半 G 半 F E 半 D 半 C 下降
2 1 2 1 2 1 2 1 3 2 1 2 1
全音弾きには、テキスト7頁に書かれているように、2つの弾き方があります。
私が考える運指は、以下の通りです。
まず、鍵盤を、白鍵のドレミの3つと、ファソラシの4つに分けます。
全音弾きその1 ド レ ミと弾いたあと、ファソラシの方の黒鍵 3つを弾きます。
C 半 D 半 E F 半 G 半 A 半 B C 上昇
1 2 1 2 3 4 5
C B 半 A 半 G 半 F E 半 D 半 C 下降
5 4 3 2 1 2 1
全音弾きその2 ファ ソ ラ シ と弾いたあと、ドリミの方の黒鍵2つを弾きます。
F 半 G 半 A 半 B C 半 D 半 E F 上昇
1 2 3 1 2 3 4
F E 半 D 半 C B 半 A 半 G 半 F 下降
4 3 2 1 3 2 1
次に、ハ長調以外の音階における指番号を示します。
ト長調 (Gメジャー)
G 半 A 半 B C 半 D 半 E F 半 G 上昇
1 2 3 1 2 3 4 5
G 半 F E 半 D 半 C B 半 A 半 G 下降
5 4 3 2 1 3 2 1
ヘ長調 (Fメジャー)
F 半 G 半 A 半 B C 半 D 半 E F 上昇
1 2 3 4 1 2 3 4
F E 半 D 半 C B 半 A 半 G 半 F 下降
4 3 2 1 4 3 2 1
14頁に、右手の主要コードの鍵盤図があるので、覚えましょう。
15頁から、19頁に、左手で、1本指でルートを弾く、2本指でルートと8度下とルートを弾く、
1度、5度、8度を弾く の鍵盤図がありますので、練習しましょう。
21頁に、主要コードの楽譜と、右手の鍵盤図の一覧表示があります。
22頁に、両手匹のコードの楽譜と鍵盤図の一覧表示があります。
コード・バッキングは、メロディーは弾かないで、両手ともコードを弾きます。
練習用楽譜に沿って、練習しましょう。
右手でメロディ、左手でコードを弾きます。
練習用楽譜に沿って、練習しましょう。
左手のコードの幅を10度に広げます。 左手の親指の移動を、練習しましょう。
左手のコードの幅を15度に広げます。 左手のさらなる練習が必要です。
右手も頑張りましょう。
最後に、コード進行について、勉強します。
しかし、コード進行の理解のためには、メロディーとコードの関係についての予備知識を持つことが必要ですので、
私なりに、伴奏の仕方についての、第0段階の知識を追加します。
メロディーを単体で流すよりも、音を重ねる方が、圧倒的に、音楽の魅力を増加します。
合唱では、主旋律の下に、4度、5度、8度下の副旋律を重ねたりします。
また、メロディーが、ドレミと昇りのときは、ドシラと降りの旋律を合わせたりします。
打楽器で、リズムを加えるだけでも、音楽は、変化します。
クラシック音楽の場合は、作曲家が、最上の伴奏を提示します。
しかし、メロディーだけがあって、自分で伴奏しなければならないとき、どうすればいいでしょうか。
メロディーに長音の部分があれば、それに、音を重ねるだけでも、厚みがまします。
ドミソの和音を鳴らしたり、ドソミソのようにアルペジオに弾いても、音楽は、豊かになります。
どういう和音で伴奏するかというときに、コードの知識が訳に立ちます。
ドレミの7音を基音とし、ドミソと音を重ねた7つの3和音(triad)をダイアトニック・コードと呼び、
一番よくつかわれるのは、ドミソ、ファラド、ソシレの主要3和音ですが、
残りの4つの3和音も、使うことにより、伴奏は、より豊かになります。
この和音をどのようにくわえるかを分析して、コード進行の理論が形成されました。
では、57頁からの、コード進行の説明を読んでみてください。
わからないことがあったら、著者のメールアドレスが書いてありますので、質問してみてください。
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