崔碩栄 韓国「反日フェイク」の病理学 (2019) |
2020.7.6
崔碩栄 (チェ・ソギョン、Che SYoung、최석영) さんは、1972年生まれの韓国人で、1999年に来日し、
大学で教育学を学び修士号を取得し、フリーライターとして、日韓関係についての執筆活動をしています。
2012年に、 韓国人が書いた韓国が「反日国家」である本当の理由を出版し、
2014年に、 韓国で行われている「反日教育」の実態を出版し、
さらに新たな資料を加えて、本書が出版されました。
現在は、反日一色の韓国ですが、朝鮮戦争の休戦直後は、反共、反北朝鮮でした。
著者は、こう語ります。
30年前までは、まったく同じ方法で韓国のメディア、教育、政府は
北朝鮮に対する反感と敵対意識を煽り続け、さらに新しい反感を生産していた。
韓国はメディアと教育を通して北朝鮮を地獄のように描写し、
実際多くの韓国人がその通りだと思っていた。
しかし、1987年の民主化を経た10年間の左派政権(1998-2008年)の間に、反共勢力は勢いを失い、
その結果、現在の若者たちは北朝鮮に反感を抱くどころか、親近感までも抱くようになった。
朝鮮戦争を体験した老年層が依然として北朝鮮に強い反感を持っているのとは対照的だ。
メディアや教育が国民に及ぼす影響はこれだけ大きい
(ということは、やろうと思えば日本に対する反感も減らせるだろう)。
しかし、このように人為的に作られ、維持されている感情は、
自然に発生する喜怒哀楽の感情とは違ってあちらこちらでほころび、矛盾が現れる。
日本嫌いと言いながら日本には頻繁に旅行に行く、
日本製品不買運動の雰囲気の中でも日本のビールと日本酒は飛ぶように売れる、
といった現象が起きるのだ。
病理学とは病気の原因を特定し診断する方法を確定することである。
現在、韓国社会で見られる反日の異常さは、ある種の「病」ともいえるレベルまで来ている。
その病の原因を実証的な方法により解明し、処方箋につながる一つのヒントを提示できればと思ったのが本書を書いたきっかけでもある。
ところで、その反日という病の原因を探る時、今まであまり注目されなかったのが
「北朝鮮」という存在の影響だ。
北朝鮮は朝鮮半島赤化(共産主義化)戦略の一つとして反日感情を利用し、日韓関係に直接間接的に介入してきた。
今迄ほとんど知られることはなかったが、韓国の反日感情を利用し
日韓関係を破壊しようとするのはずいぶん前から北朝鮮の戦略の一つだった。
北朝鮮、そして北朝鮮とつながっている日韓の勢力によってデマやフェイクニュースが拡散され、
いかに両国の不和と不信が作られてきたかを知ることで日韓関係を見る目も変わってくると思う。
著者は、病理という言葉を使っていますが、その悲しい意味合いを、第6章 本当は日本が好きな韓国人 で、
次のように語っています。
そう、韓国社会には、裏では親日であっても表面上は反日、少なくとも親日ではないことを演じるしかない空気がある。
私はこれが韓国人の精神衛生や心理状態に相当悪影響を与えているのではないかと思っている。
好きなら好きと言えばよいし、嫌いなら嫌いだと言えばいいのに、
心の中では好きなのにそれを隠し、むしろ嫌いであるかのように演じるしかないのだ。
つまり、自分の感情をまっすぐ、ストレートに表すことは許されず、
社会的な空気、同調圧力によって本音を隠すか、歪めて表現する。
なかなか悲しい世界ですが、このことは、反日・親日問題だけでないと思っています。
韓国は、儒教社会で、自分より、社会的地位の高い人や、年齢が上の人に対しては、
尊敬の態度をとらねばなりません。
社会生活のあらゆる局面において、地位の上下関係を意識して行動しなければなりません。
また、儒教では、家族を守るというような目的のためには、嘘をついても良いことになっていますので、
社会には、嘘がはびこっていて、騙されているかもしれないという恐怖に常にさらされています。
儒教社会は、地位が高く、騙す側の人には天国ですが、地位が低く、騙される側の人には地獄です。
本書の目次は、以下の通りです。
第1章 韓国マスコミの反日報道はこうして捏造された
第2章 なぜ天皇を日王というのか
第3章 慰安婦の隠された真実
第4章 徴用工の嘘
第5章 北朝鮮の蔭
第6章 本当は日本が好きな韓国人
韓国が捏造した嘘の話は、第1章から、第4章まで、沢山載っていますので、読んでいただくとして、
ここでは、第5章の北朝鮮の話を引用したいと思います。
金日成は、朝鮮戦争を仕掛けて、一時は、南北統一寸前にまで迫ったのでずか、
体勢を整えた米軍に押し返されてしまいました。
制空権をとった米軍は北朝鮮の主要都市、産業施設、軍事施設を徹底的に破壊しました。
3年間の間に落とされた爆弾の量は、63万5000トンといいます。
日本も、本土爆撃でひどい目にあいましたが、1年3ヶ月の間に落とされた爆弾の量が、
16万0800トンだったのに比べると、約4倍に及びます。
爆撃機の多くは、日本の米軍基地から飛来したのです。
金日成は、「米軍の爆撃で73都市が地図から消え、平壌には2軒の建物が残るのみだった」と語ったそうです。
北朝鮮は、韓国と日本から米軍基地を撤退させるために、
日米韓関係を破綻させるありとあらゆる工作を行います。
著者の言葉を引用します。
朝鮮戦争休戦以来、韓国の反日を煽る勢力は、北朝鮮、日本、韓国の3か国の中で互いに協力しながら活動してきた。
誰よりも日米韓同盟の破綻を望む北朝鮮を本部とし、日本国内では、朝鮮総連が北朝鮮の主張を紹介し拡散させた。
また日本共産党も朝鮮総連と連動して動いてきた。
言うまでもなく韓国国内にも幾つもの反日勢力が存在する。
そして、彼らが緊密に協力し合っていることは、現在の活動からもうかがえる。
例えば、北朝鮮の支援活動を行う韓国の市民団体キョリハナのメンバーが2016年に来日し、
日本のZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が大阪で主催した
沖縄米軍基地建設反対集会に参加したこと。
また、2017年にオスプレイ、米軍基地反対運動を行う日本の市民団体の活動家が韓国に渡り、
在韓米軍へのTHADミサイル配備反対のろうそくデモに参加したことなどは、
日韓「連帯」の作業が活発に行われていることを示すよい例である。
また、沖縄米軍基地の周辺で時折、韓国語で書かれたプラカードや横断幕が掲げられたり、
親北性向の韓国人団体が米軍基地前で遠征デモを行ったりしているが、
それらの中に書かれていたいくつかのスローガンの中に
「韓国-米国-日本の軍事同盟を廃棄しろ」というものがあった。
彼らの運動によって頭を悩ませているのは、米軍、そして米軍駐留を許可している日本、あるいは韓国の政府だろう。
では逆に、それらを見て笑っているのは誰か?
我々はこれについて真剣に考えてみなければならない。
これらの運動を単純に反政府運動、平和運動と片付けてはいけない理由があるからだ。
著者は、1974年5月に韓国に亡命した北朝鮮スパイの話など、いくつかの例をあげて、この理由を説明します。
北朝鮮の陰謀を知るために大いに役立つ情報源を最近見つけましたので紹介します。
日本共産党をやめた篠原常一郎さんのユーチューブチャンネルサイトの
チュチェ思想の基礎シリーズ です。
北朝鮮は、金一族による独裁を正当化するためにチュチェ思想、すなわち主体思想なるものを創作し、
世界への普及活動を図っています。
日本にも各地にチュチェ思想研究会があり、全国連絡会という全国組織がありますが、
その中でも最大の団体が、日本教職員チュチェ思想研究会全国連絡協議会だそうです。
チュチェ思想国際研究所というものもあり、その事務局は、日本にあります。
チュチェ思想の基礎シリーズは、以下の7本の動画から成っています。
チュチェ思想の基礎�� 起源と時代背景
https://www.youtube.com/watch?v=vAc9om_A4BA
チュチェ思想の基礎�� 個人全体否定の集団主義
https://www.youtube.com/watch?v=XqCwwVhaiC8&t=13s
チュチェ思想の基礎�� 領袖への個人崇拝
https://www.youtube.com/watch?v=v2haHHCJEok
チュチェ思想の基礎�� チュチェ思想研究会の役割
https://www.youtube.com/watch?v=3jFGgWMHvR4&t=4s
チュチェ思想の基礎�� 「よど号」犯人の洗脳
https://www.youtube.com/watch?v=zquwXdjnE1c
チュチェ思想の基礎�� 韓国「チュサッパ」の伸長
https://www.youtube.com/watch?v=7xGVJ5zu3bQ
チュチェ思想の基礎�� 一万人を巻き込んだ聖家族内の「粛清」
https://www.youtube.com/watch?v=vyihZunSTN4
北朝鮮は、生き残るために、できうるかぎりのことをします。
最悪、原子爆弾を積んだミサイルが、日本に向けて発射されるかもしれません。
そういう国が、隣国にあり、我々の生活にも関係があることを、忘れてはなりません。
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