日本最大の図書館検索 カーリル |
jump to 2021.07.19, 2022.03.30
2021.05.23 更新2021.05.28, 2022.03.30
図書館で借りたい本を探すのに、非常に便利な「カーリル」というサイトがあります。
全国7300以上の図書館からリアルタイムの貸出状況を簡単に検索することができます。
私の住むつくばの図書館も、このサービスと提携していますので、「お気に入り図書館」に指定しますと、
探している本が、蔵書にあるのかないのかがわかり、
蔵書の場合は、貸出可なのか、貸出中なのかがわかります。
このサイトで、「オズの魔法使い」を検索した結果は、下図の通りです。
本についての簡単な説明の後に、検索結果の一覧が表示されますが、
本の画像付きなので、とても便利です。
最初の本は、貸し出し中なので、4冊目の本をクリックすると、下図のようになります。
中央館貸出可となっていて、その下の 予約する を押すと、図書館の検索結果詳細の頁が開きます。
つくばの図書館の場合は、webでの借り出し予約は、できませんが、
当該本の 請求記号 が表示されますので、わざわざ調べ直す必要はありません。
本の画像の下の Amazon詳細ページへ を押すと、アマゾンのページが開きますので、
アマゾンでのカスタマーレビューを読むことができます。
また、ブクログや、読書メーター などへのリンクもあるので、そちらの読者評を読むこともできます。
本の紹介ページは、通常は、上記のように簡単なのですが、
例えば、「フォン・ノイマンの哲学」という本の紹介ページ
https://calil.jp/book/4065224403
の場合、「紹介」や「目次」などの情報も表示されています。
これらの情報は、版元ドットコムのopenBDというプロジェクト (https://openbd.jp/) が収集し、
提供するもので、適宜、掲載されているようです。
掲示データの最後に、powered by openBD API と表示されています。
API を、クリックすると、https://api.openbd.jp/v1/get?isbn=9784065224403&pretty
というURI がリンクされていて、openBD に、本のISBNコードが送られ、書誌データが送り返されます。
しかし、書誌データをブラウザーに表示して、閲覧するという目的のためには、
以下のように、版元ドットコム のサービスを利用した方が、便利です。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065224403
この書誌情報検索サービスを、ブックマークに登録して利用するほうほうについては、私の、
https://think0298.stars.ne.jp/book_marklet.html を、参照してください。
また、カーリルには、書評とコメント というコーナーがあり、読者が入力することができます。
どんな書評が入力されたかは、ページ最上部のコマンド・リストの、「もっと見る▼」
のプルダウン・メニューの書評をクリックすると、読むことができます。
また、「本のレシピ」という機能があり、おすすめ本を紹介することができます。
試しに、「考える童話」というレシピを作りました。
最初、最低3冊の本を登録しなければならないので、以下のように登録しました。
それぞれの本に、一言コメントをつけた後、
レシピへの思い入れを100字以上1000字程度で書き込みます。
誰に勧めたいレシピですか? に、考えることが好きな小中学生のあなた と答えましたので、
それが、思い入れのタイトルとなっています。
また、カーリルさんは、最近、20万冊の仮想図書館「カーリルブックウォーク」を公開されました。
カーリルさんが選んだ20万冊の本の表紙画像が、ウェブの巨大な1頁に表示されます。
非常に重たいので、インターネットの利用制限のない人は試してみてください。
ぼんやり眺めていって、気になる本があれば、クリックしてみればいいのです。
いい本に出会うための、一つの方法だと思います。
その公開意図については、 https://blog.calil.jp/2020/04/bookwalk.html に詳しく説明があります。
カーリルさんは、「20万冊という数に意味はありません」と言いますが、
20万冊と聞いて思い付くのは、立花隆さんの猫ビルに所蔵された蔵書数です。
「立花隆の書棚」という分厚い本における説明では、ある写真家が、猫ビルの書棚に所蔵されている
すべての本を、棚ごとに写真をとったのですが、その回数は、ざっと一万回で、
一棚に10冊として10万冊、20冊として20万冊になるという数え方です。
猫ビルを建てたときに35000冊あったそうで、その後も増る一方だったので、
10万から20万の間は妥当な数だろうということのようです。
また、最近完成した角川武蔵野ミュージアムにある松岡正剛さんの「本棚劇場」には、
3万ないしは5万冊の本があるそうです。
https://books.j-cast.com/topics/2020/11/06013519.html
本を読むことが好きな人には、読み終わった本を、どうするかという問題に直面します。
後で読み返すために、残しておくべきでしょうか。
本を残すためには、貯蔵スペースが必要ですが、大きな家に住んでいないと、それは無理なので、
多くの人は、捨てるという選択をとると思います。
明治や大正の読者人口がまだ小さかった頃は、購入した本を、蔵書として残すことができる人の
割合は、かなり多かったのではないかと思います。
しかし、戦後もしばらくたって、読者人口が拡大し、書籍出版数も拡大したとき、
購入した本を残しておける人の割合は、かなり縮小したと思います。
本は、一回読んで捨てられる運命なのに、印刷して出版されるべきものなのでしょうか。
カーリルのサイトを開くと、最初に、「みんなが読みたい」というタイトルの下に、
12冊の本がリストアップされ、貸出可、貸出中、と表示されます。
「みんなが読みたい」というラベルをクリックすると、
「読みたいリストに追加された本ランキング」の詳細リストが表示されます。
検索して、本のデータを表示した頁で、本のタイトルの下に、「読みたい 読んだ」ボタンがあるので、
虚仮をクリックした数が統計されているのだと思います。
「読みたいリストに追加された本ランキング」の本のうちで、
選択した図書館が蔵書しているものが選ばれて、表示されているのだと思います。
「今話題の本」をクリックしても、「みんなが読みたい」本が表示されますが、
微妙に内容が違います。
自分の読む本の傾向を変えたいときは、こういったリストから選ぶのもいいかもしれません。
今日は、読みたいリストの紹介をします。
第一図で検索された本のリストの下に、読みたい 読んだ のボタンがあります。
第二図で、本を一冊選んだ頁でも、右側に、読みたい 読んだ のボタンがあります。
読みたい ボタンを押すと、読みたいリストに追加されます。
第一図の画面で、一番上の行の 読みたいリスト を押すと、以下の画面となり、
読みたい本、読んだ本の管理を行なう事が出来ます。
さて、カーリルの検索窓に、「わたしのワンピース」という書名を記入して、さがす ボタンを押し、
検索されたリストの中から、最初の わたしのワンピース を選ぶと、画面の下部に
レシピ というコーナーがあり、
自分に似合う服が知りたい人、ファッションを楽しみたい人にオススメ
私に似合う服 by 中津川市立図書館さん
紙の本を愛する人 借りる本で悩む人 ジャケ買い(借り)する人にオススメ
装幀・装画が美しい本 by きたあかり
4歳の女の子にオススメ
娘と一緒に読みたい絵本 by きばさん
の3つレシピで紹介されたオススメの本であることがわかります。
レシピ名をクリックすると、レシピ 内の、他の本にも出会うことができます。
このレシピ機能は、他のサイトにはあまりなく、非常に有益で便利なツールだと思います。
カーリルのトップ頁で、画面の最上部の行の 本のレシピ を選ぶと、
レシピを検索する窓口が開きます。
私は、「ゆっくり考える」という名前で、カーリルに登録しましたので、
「ゆっくり」で検索してみると、188件検索されました。
「考える」で検索してみると、278件検索されました。
現在、レシピライターとして登録している人は、400名を越え、レシピ数は、数千に及ぶと思います。
カーリルの提供するレシピ機能に賛同し、レシピを作る活動の仲間を探しておられる方は、
是非、下記の 私のアドレス に、ご連絡ください。
ご意見等がありましたら、think0298(@マーク)ybb.ne.jp におよせいただければ、幸いです。
ホームページアドレス: https://think0298.stars.ne.jp